【Vtuber】推しのノートを拾って読んだ話【月ノさんのノート】

皆様お元気でしょうか。
年度末になって事務作業や決算なんかで色々と慌ただしくなり、過剰な業務に潰されそうになる季節がやってまいりましたが、いかがお過ごしですか。道楽です。

突然ですが、僕は日本の芸能人をあまり知りません。

母親がバラエティ番組やドラマが苦手で、実家にいた頃からあまりタレントに触れる機会がなかったこと。今も自分の部屋にTVがないこと。そもそも人の名前と顔を一致させるのが苦手だということ…。

などなど理由は色々ありますが、とにかく芸能人がわかりません。例え知っていても、その人の活動内容となると、わからないことがほとんどです。

学校や会社での会話の中で、好きな芸能人いる?とか芸能人なら誰に似てる?という話題は定番ですが、僕はそれを聞かれても全く答えられず、適当に濁すことが昔から何度もありました。(その度にコアラに似てるとか苦し紛れにお茶を濁していました。コアラに失礼だろ)

こんな感じで数年前まで芸能人、なんなら特定の個人に対してあまり興味の湧かなかった僕ですが、ここ数年特定の個人にハマることが増えました。

それがここ数年爆発的に流行したVtuberです。

以前、推しのVtuberについて記事で簡単に紹介したこともありました。

芸能人にハマることのなかった僕が、なぜVtuberにはハマったのか。

ガワがあってオタクな自分にも触れやすかったこと。バラエティ耐性が低かったので、個人を推していく形が自分にとって新鮮だったこと。そもそも僕が直接でも間接的にでも、他人の考えに触れることが好きなこと、など色々と理由はあります。

この人の考えに触れるというのが恐らく僕の中で一番重要な要素であり、実況を多く行うVtuberよりも雑談が多めなVtuberに惹かれるのはそう言った点が大きいのかと思います。なんというか他人からエネルギーを貰えるみたいで元気が出るんですよね。

そんな僕がひと際推しているVtuberがいます。

それが月ノ美兎さんです。

Vtuberブームの一端を担い、しかも今も現役で最前線を行くにじさんじの元一期生。

彼女の1番の魅力はそのエンターテイメントへの飽くなきバイタリティにあると僕は思っています。それを最も感じられるのが雑談?配信です。

キミキス展に他Vtuberと行ってきた話をしたかと思えば、ストリップショーに行った話をし始め、今度は今はなきロボットレストランのレポをしたかと思うと、別の放送ではいきなり三次元の偽ノ美兎が出てくるなど…。

そんな彼女の活動を見ることで、そこら辺のいちオタクでしかない僕でも元気をもらえますし、なんでしたら彼女の活動的なところを見習って色々動いてみたことも一度や二度ではありません。

個人に対してこのようなある種の敬愛、あるいは尊敬の念を感じるということが、所謂推せるということなのでしょう。

とはいえスーパーチャットどころか、本家配信にコメントすらしたこともない僕が推しのvtuberは月ノ美兎だというのもなんだか烏滸がましいなとも感じたりはするのですが、それはそれ。そこを気にし始めると色々と面倒なのであまり気にしないようにします。

さて、話は変わり、3月1日に月ノ美兎さん初のエッセイ集である「月ノさんのノート」がKADOKAWAから発売されました。

エッセイ……名前はよく聞きますが、実際どんなものかと聞かれるとイマイチ理解できていない単語です。というわけで少し調べてみました。

随筆(ずいひつ)とは、文学における一形式で、筆者の体験や読書などから得た知識をもとに、それに対する感想・思索・思想をまとめた散文である。随想(ずいそう)、エッセイ、エッセー(仏: essai[1], 英: essay[1])などともいう。
(wikipedia「随筆」より一部抜粋)

なるほど、要するに日常をつらつらと書いた日記のようなものなんですね。

同じクラスの委員長が落としたノートである」イメージの装丁になっているのも、エッセイであると踏まえると随分と洒落ています。

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アクティブな月ノ美兎が書く日常。これが面白くないわけがないと思いませんか?

これを書くために山奥の別荘で軟禁状態だったという話を本人が配信でしていましたし、そんな中書かれた散文がどんなものになったのかも、非常に気になります。

というわけで発売後のお休みの日に早速購入、その足で温泉へ行き、ひとっ風呂浴びた後、リラックスシートでゆったりゴロゴロと読んでまいりました。

ネタバレになるので詳しくは話せませんが、月ノ美兎さんが好きな人は買って損しない内容になってると思います。

若干物足りないボリューム感かなとも思いましたが、月ノ美兎さんが普段の雑談配信から感じる「おもしれー女」感を文ひとつひとつから摂取することが出来ます。

やっぱりこの人はエンタメの人なんだなあと思うようなエピソードもあれば、月ノ美兎さんのあの行動力は、こんな過去があったからでは…?と思うようなエピソードもあり、かと思えば彼女のちょっと性格の悪い部分が見えるエピソードもありと、彼女の生き様に惹かれた僕にとっては大満足の一冊となっていました。

因みに僕が好きな話は序盤のある初めてコミケに行った時の話です。共感できる部分もあり、かといえば全く共感できない部分もあり、そしてオチでゲラゲラ笑いと、この人やっぱりおもしれーなと思えるエピソードでした。詳しくは読んでみてください。

よく考えると推しのグッズを買ったのって、僕はこれが初めてなんですよね。(エッセイをグッズというかの是非はともかく)普段スパチャも生配信もあまり追わない僕ですが、ほんの少しだけ推しに貢献できたのかなと思った次第です。

ただあまり踏み込みすぎるのも僕の趣味じゃありません。面倒くさいオタク的思考かもしれませんが、推しには只管に前を向いていて欲しいなと思うのです。

だからあくまでも、このくらいの距離感で月ノ美兎さんを応援していけたらなと、月ノさんのノートを読んで思った次第でした。

月ノ美兎さんが好きな方で、まだ買っていないという方、是非「月ノさんのノート」を手に取ってみて、月ノ美兎さんのクラスメートの気持ちになってみてはいかがでしょうか。

では皆様、よきVtuberライフを。

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