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"GeForce NOW"利用者から見たサービスの現状

こんにちは。今回は私が現在2か月ほど利用している「GeForce NOW」について利用者側からの視点で話そうと思う。

GeForce NOWとは

この記事にたどり着いている方ならご存じだと思うが、GeForce NOWとは、海外のNvidia社が提供しているサービスで、ゲームの処理をサーバーで行うことで、グラフィック処理能力の低いスマホやノートパソコンでもPCゲームができるものである。

SteamやEpic Gamesなどでゲームを所持していれば、GeForce NOWでログインするだけで対応しているデバイスならいつでもどこでもできてしまう。これを「クラウドゲーミング」と呼び、GeForce NOWの売りである。

現在日本ではSoftBankが代わってサービスの提供をしているが、最近はauも参入した(らしい)。


どんなゲームができるのか

PCゲームのうち、Nvidia社によってGeForce NOWへの利用の承諾が得られたゲームを遊ぶことができる。有名なゲームとして、
・APEX LEGENDS
・Dead by Daylight
・Fortnite
・HITMAN
・HUMAN fall flat
・LEAGUE of LEGENDS
・RAINBOW SIX SIEGE
などなど、実際かなり種類はある。気になったら下リンクで調べてみてほしい。


ゲームの質(画質,遅延など)について

GeForce NOWにはストリーミング品質を変更できる機能がある。これにより、快適にゲームをプレイできたりデータ通信量を抑えたりすることができるのだ。ストリーミング品質のセットは4種類あり、
一般的な「バランス」
通信量を抑えられる「データセーバー」
唯一120fpsを出せる「コンペティティブ」
自分の好みに設定できる「カスタム」
がある。それぞれの特徴をまとめてみた。(表1)

品質

表1.セットごとのfps,解像度,データ通信量

意外と通信量が多い。外でやったら大変なことになりそう。
ちなみに私はカスタムで60fps,フルHD,20GBにしている。

遅延については、個人的には若干あると思う。ノートパソコンで直接Fortniteをプレイした場合とGeForce NOWでFortniteをプレイした場合を思い出して比較してみると、ほんの少しあったようななかったような、そんな感じである。ただ、GeForce NOWのサーバーを介したプレイなので、少なからず遅延が発生することに間違えは無いと思う。

また、シューティングゲームの最大fpsから現在のどのGPUに近いか調べてみると、GeForce NOWのグラフィック性能は大体GeForce GTX1650かGTX1660と同等であることがわかった。


利用料とゲーミングPCとの料金比較

SoftBankの場合、税込で1980円/月である。海外では1/3ほどの価格設定なのだが、日本では1980円/月である。申し訳程度に登録から2週間は無料としているが、1980円/月である。

GoForce NOWをどれくらいの期間継続すれば性能が同等のゲーミングPCに匹敵するか計算してみよう。CPUについてはとりあえずIntelだとしておいて、GPUの性能から、ガレリアのRM5C-G50をチョイスした。価格は税込み10万9978円であるから、109,978÷1,980≒55.5より、約55か月、すなわち4年7か月であることがわかった。悪くは無いと思う。(多くは語らない)



ここまでいろいろとGeForce NOWについて説明してきて、これではただの紹介記事になってしまうので、次からは(個人的な)メリットとデメリットを書いていこうと思う。

私がGeForce NOWを利用している環境は、ノートパソコンで、
OS:Windows10
CPU:Intel第10世代core i7

である。また、インターネットはNURO光で、有線で接続している。


メリット1.ゲームをダウンロードしなくて良い

これがデカい。容量を圧迫しないし、いちいち更新を待つ必要がない。クラウドゲーミングの良いところである。

メリット2.端末が熱くならない

ゲームの処理をサーバーで行うため、こちらではほぼ処理を行わない。そのため、熱に悩まされる心配がない。また、PCの場合は他の作業も並行して行うこともできる。


デメリット1.回線が極端に悪くなるときがある

こちらの回線は悪くないと思うのだが、ときどき「サーバーとの接続が不安定です」と表示され、画質がめちゃくちゃ悪くなる。これの頻度はランダムなのだが、ゴールデンタイムではなりやすいような気がする。また、無線で接続した場合もなりやすい。やっぱ不安定なんすね

デメリット2.あまりシューティングゲーム向きではない

主にGeForce NOWでFPSを遊んでいる私が言うのもおかしいのだが、高フレームレートと低遅延が求められるシューティングゲームには不向きである。理由として、ゲームの質の項目で述べた通り、フルHDで最大60fpsであり、サーバーを介するため少なからず遅延が発生するからだ。
だが、それに関わらずGeForce NOWの対応ゲームはシューティングゲームが多い。なぜなのだろうか。5Gが普及したら何かが変わるのだろうか。

デメリット3.ゲームの継続がしにくい

これはどういうことかというと、GeForce NOWにはサーバーに継続的な負荷がかからないように一定期間(5分くらい?)操作していなかったり4時間を超えのプレイ継続の場合は自動的にサーバーから切断されるようになっている。ちょっと席を外したりプレイに熱中していると容赦なく切断される。これが結構厄介である。

デメリット4.料金が高すぎる

一か月約2000円!?高すぎんだろ・・・もうちょっとなんとかならなかったんですかね。
そう言っているのになぜ続けているのかというと、事前登録した者は2か月無料&半年間月額料金半額のキャンペーンが適用されているからだ。正直月額料金半額の期間が終わったらやめたい。それか今後のサービスの向上に期待するしかない。


まとめ

はっきり言おう、GeForce NOWのサービスに対しては不満が多い。ただし、ゲームはしたいけどゲーミングPCの購入までには至らない方や特定のゲームだけやりたい方にはおすすめしたい。


記事をまとめることって難しい。

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