涼宮ハルヒって処女なの?ど〜なの? ─ 2021.02.05
こんにちは。最悪なタイトルですみません。涼宮ハルヒの憂鬱の話をさせて下さい。
僕が涼宮ハルヒの憂鬱と出会ったのは2006年の事で、当時は高校生だった。
よく話していたクラスメイトのHくんが「今度始まる涼宮ハルヒの憂鬱ってアニメ絶対面白いから見てみ」と言っていたので、録画して見てみたのがきっかけだった。
すると流れてきたのが『恋のミクル伝説』。おっぱいの大きな美少女がウェイトレスの制服みたいなものを着て作中で映像作品を撮っていた。
その時、僕の中でHくんへの評価がガッツリ下がったのだった。
しかし懲りずにその後も視聴していると、どうも順番を入れ替えて放映しているらしい。気になった僕は原作を読む事にした。何故か高校の図書室に置いてあったそれを読破し、Hくんへの評価が元より少し上がるまで持ち直した。
それから季節は過ぎて2021年。2003年より刊行されている涼宮ハルヒシリーズは12巻になっていた。
長期刊行されなかった時期もあったので自然と涼宮ハルヒの存在を忘れた僕だったが、最近ふと思い返した。あの作品、面白かったかもしれない。
久々に読んでみるため、わざわざKindleでシリーズをまとめ買いした。あの頃には出来なかった事だ。高校生の僕に伝えたい。お前は14年後、涼宮ハルヒシリーズをまとめ買いして、休日は携帯でゲームするだけで1日過ごすような奴になっているぞと。
さっそく1巻の『涼宮ハルヒの憂鬱』を読み終わる。大人になって読み返すとあの頃には見えなかった事も見えてくる。
例えば作中、涼宮ハルヒは宇宙人未来人異世界人超能力者と面白い日常を送る事を願い、実際に宇宙人(のようなもの)である長門有希、未来人である朝比奈みくる、超能力者(のようなもの)である古泉一樹、そして主人公であるキョン(あだ名)と部活を作って日々を過ごす。
しかしその異能者と会いたいという願いを最初に願っていたのは、プロローグにて語られるキョンだった。
つまりキョンは自覚なしに異世界人(我々読者)であり、その異世界人によって作られたのが涼宮ハルヒ及びその世界なんだと思ったわけ。
いや、こんなレベル1の考察はどうでも良くて、つまり大人になった僕は当時読み取れなかった事を読み取る事ができたという話。
涼宮ハルヒはぶっ飛んだ行動こそすれ常識人である。まあこれは作中でもそれなりに強調されている要素だが、やはりどうにも常識人とは程遠い。
涼宮ハルヒが求めるものは刺激。ここに異能者は関係なくて、宇宙人も超能力者もいなくたって構わないはず。
だからこそ彼女は色んな部活に仮入部してみたし、告白を断ろうとしない。クラスメイトの話も聞くし、授業もちゃんと出る。ただ、そこまで手を尽くしても満たされなかった彼女は半ば世界に失望してしまう。
失望してしまったからこそ何でもできる。上級生の女子を連れてきて着せ替え人形にしたり、バニーガールに扮して学校でビラ配りも出来るし、パソコン部から恐喝紛いの行為でパソコンをぶんどる事も出来てしまう。
アクティブに見える行動もほとんどが失望からくるやけくそで、心の中には冷めた自分がいるのだろう。
ただし、ドラッグに溺れたり身体を売ったりしない。何故なら一般常識は弁えているから。その弁えこそが常識的に見える理由。常識的に見えるだけで、彼女の目に写る世界はくすんだ色をしている。
というわけで大変お待たせしました、記事のタイトルどーん!!
オタクには「好きなキャラクターは処女であれ」という人間がそこそこいる。僕もちょっぴりその傾向にあって、理由としては色々あるのだろうけれど、多分他の男と自分を比べて欲しくないんだと思う。
加えて僕はツンデレっぽいキャラが好きだ。ツンデレではなく、ツンデレっぽいキャラだ。ハルヒがツンデレかはともかく、みくるがキョンにべたべたしてると嫉妬したり、なかなか素直になれない所はどうにもツンデレっぽい。故にタイトルにある様な事も考えてしまう。気持ち悪くてすまん。
そういうわけで涼宮ハルヒがどうかというと、若い女として身体を持て余すとか言ってるシーンがあるように、彼女は体質的には普通の人間である。そりゃ性欲だってあるし、日々に刺激を求める彼女はその辺り興味を持っている。
つまるところ、その刺激を求める際にセックスを試したのかという話。
ハルヒには交際経験があるわけです。すぐにフってしまうためそれぞれの交際期間は短いながらも回数はそこそこある。美人であり、スタイルもいいのでモテる。
交際相手の中学生男子サイドから考えると、見た目で好きになった女。間違いなくセックスしたいはず。そういう話を切り出す男も多かったんじゃないだろうか。
ハルヒはこう考えている。毎日が退屈だ。面白くない。変わった事をしたい。新しい刺激が欲しい。ここで前述の男にセックスの話題を持ち出されると興味本位でコトに及ぶのではないだろうか。
描かれていない事はわからない。僕が読み取るに彼女はその場の勢いで抱かれたりはしないキャラクターなのだが、「パソコンを寄越さないとパソコン部がみくるを強姦したと言いふらす」といった当事者達にはシャレにならない事も言ってのけるようなキャラクターでもあるので、こればかりはわからない。ただ、キョンと出会うまでハルヒの御眼鏡に敵う男は現れていないので、精神的には処女。それで良いじゃないか。はい終わり〜!終了〜!この話終了で〜す!それいけ!アンパンマンの話しようぜ〜!!
せっかくシリーズをまとめ買いしたので次巻の『涼宮ハルヒの溜息』以降も読んでいこうと思います。
こうして見ると順番がわかりにくい。基本的には表紙のレイアウトでわかるが、探すのめんどくせ〜。
こうまとめて欲しい。あと
赤い◯のやつ、これファンブックなんですけど何でこれまでまとめ買いしてんだ。
というわけで涼宮ハルヒシリーズを買ったという日記でした。