⚠️ネタバレ注意!十三機兵防衛圏感想 - 2021.02.12

こんにちは。ちょっと間が空きました。

日記を書いていなかったのは「一日書き忘れたらその後はどうでも良くなった」という中学生がギターを始める時くらいしょうもない理由なのですが、この日記は年末に読みなおす為のものでもあるので、年末に300件もの記事を読みなおす事を考えると今から記事の数を絞っていったほうが良さそうだったという理由もあります。

さて、2月10日水曜日に十三機兵防衛圏をクリアしました。始めたての印象ではタイムトラベルの要素があるロボットSFものという印象でしたが、終わってみると全くの別物だった事がわかります。

本作のラストは言ってしまえば「夢オチ」のような物であり、生まれてから設定された仮想現実の中で過ごし、現実の肉体は生育ポッドの中で20年程過ごす計画だったという事です。

そして最終的に主人公たちは人類および文明の存続の為、あとは任せたとばかりにある程度テラフォーミングされた惑星に放り出されます。

この計画だけでもかなり終わってると思いますが、その計画も途上に終わり、彼らは開拓に必要なプログラムを受ける事なく放り出されました。

結局彼らは子を為し、426の協力もあり再び仮想現実に入り込めるように施設を直したり、更にはポッドで肉体を形成して、いずれ仮想現実の中だけに存在する人物(沢渡美和子など)の意識を移す事だって可能になるかもと目覚ましい発展を遂げます。凄すぎるな。

どうでもいいけど、僕が十三機兵防衛圏で一番好きなキャラクターは沢渡美和子だったりします。こんなに癒されるキャラクターなかなかいない。まだTipsを全然読んでないので作中で過去にモデルがいたのか、AIとして新しく造られた人格なのかはわかりませんが、年齢相応にミーハーで、明らかに仲良し3人組の中で足が太いけど大してコンプレックスに感じておらず食いまくるのがとても良いです。影のあるキャラクターはもうたくさんだ。

他にも魅力的なキャラがたくさんいて、例えば輪島なんかは昔ながらのステレオタイプの不良で、舎弟を引き連れて緒方と喧嘩したり、冬坂が可愛いと見るや絡んでいったりする(如月の事は子供っぽいって言ってたのに…)所謂ワルい奴なんですが、EDで数年ぶりに仮想現実へ戻った緒方が輪島がずっと校門で待ち構えていた事に感涙していると、それまでの喧嘩腰から一転「悪いもんでも食ったのか…?」と心配する素振りを見せる等、どこか憎めないキャラクターになっている。

つまり僕がプレイした感想としてはこのゲーム、小難しくシナリオを読ませたり、ロボットでのバトルを楽しむものではなく、キャラの描き方がとても良い、キャラゲーの一種だなって思いました。

だからこそ、彼らの日常をもっと見たかった気持ちがあります。プレイ開始時点より前の話がだいたい途方もない過去の会話記録ばかりなのが良くない。

基本的に設定を段階的に見せたり雰囲気を作ることに終始して後のまとめや主人公たちの気持ちの読み取りはプレイしてるユーザーに任せる感じ。大人になって国語の勉強やらされてる。

まあ設定の解説や考察なんかは山ほどされてると思うし僕の足りない頭では理解が追いつきそうに無いので、後はイベントアーカイブや各用語の解説を見て終わりでしょうか。

まあ色々言ったけど崩壊編はそこそこ爽快感もあったしキャラが良かったので良いゲームだとは思うし、買ってよかったとも思っていますとも。

次にやる据え置きゲーはスーパーダンガンロンパV3……の前にアニメ見なきゃな…どうしてもアニメを見るのが面倒くさい僕なのでした。それでは御免。