見出し画像

SIGMA 65mm F2 DG DN 【作例&レビュー】…ボケ質・使用感・画角に大満足の一本!

goopassでSIGMA 65mm F2をレンタルさせて頂き、LUMIX S5M2につけて3回ほど撮影に出かけました。
主にバラ、花しょうぶ、街角スナップを撮影して非常に優れたボケ質、使用感が印象的でしたのでレビュー記事を書き残します。
先日LUMIX 100mmマクロを買ったばかりなので自重したいのですが、本当にそのうち買ってしまうかもしれない。

私について

LUMIX S5M2をメイン機、OLYMPUSのE-M5 Mark3をサブ機に使っている趣味写真家です。

主な被写体は花や街角スナップで、好きなレンズはM.ZUIKO 25mm f1.2 PRO、好きな機能はプリ連写、好きな家電量販店はヨドバシです。

ボケ質

特に今の季節はお花写真をメインで撮影しているので、ボケ質を重視しています。

以下はなんでもない写真ですが、ボケ質の素直さがよく現れています。

手前の花のボケが、前ボケとしてはあまりに自然ですよね。ボケの大きさから手前と分かるのですが、ボケ方としてはピントの合わせている左側の花と比較して前にあるのか後ろにあるのか分からないほどです。

もちろん前評判通りの解像度も引き立ちますが、個人的にはこの自然なボケ質が印象的でした。前ボケが後ボケより劣るレンズって多いですからね。

続いてはお気に入りの花しょうぶの写真です。
(※以下、RAW現像時にレタッチしている写真も含みます)

お花写真がメインなので逆光をよく使いますが、この透明感というか、艶っぽさというか、玉ボケの輝きとか、凄くないですか?

出先でモニター見て感動して、家に帰るまで待ちきれずにマクドに立ち寄ってサイドメニュー食べながらスマホに転送して眺めてしまいましたから(?)

このとき撮影した花しょうぶの写真を何枚か続けます。

この写真はJPEG撮って出しです!十分良い!


玉ボケの形も綺麗です。開放でも口径食控えめですが、F2.5まで絞ると周辺までほぼ円形になります。

ちょっと近距離の被写体が続いたので、中距離以上の作例も載せていきます。

前ボケが自然なので、目線が奥に自然に向かう気がします。

開放f値2って暗く見えるかもしれませんが、中距離のボケ感すごいです。違和感を覚えないギリギリのラインではないでしょうか?

何を撮っても期待に応えてくれるので、慣れてないけどこういうテクスチャ的な写真にもチャレンジしたくなりました。

LUMIX S 50mm f1.8との比較

さて、ボケ質ボケ質と言っておりますが、それなら近いクラスの標準レンズと比較せなということで、浅草に出向いて比較写真を撮影してきました。
画角が違うので自分が前後に移動しながら…

1枚目と2枚目を見て頂きたいのですが、50mm単のボケ方とかなり違うように見えませんか?

SIGMAのほうが自然ですね。とはいえ、発色とか、その他の距離感でのボケ感等に差がなかったので、おそらくLUMIX 50mm f1.8は、撮影距離によってはボケ感がザワつく苦手な距離があるのかもしれません。他方、SIGMAはあらゆる距離で均一なパフォーマンスを出せる、と言えるのかなと思いました。

操作感

操作感については色んな方が動画なりなんなりで仰っているから、わざわざ自分が書くことでもないですが、

めちゃくちゃいいです。

金属製のヒヤリとしたボディ、絞りリングのクリック感、あとは細かいけどAFMFクラッチが縦方向なのも好感触。

正直質感勝負ならArtより上な気がしてます。僕が大好きなM.ZUIKO 25mm f1.2 PROに匹敵します。

僕の思う単焦点の醍醐味って、被写体を見て、ファインダーを覗く前に自分の立ち位置を決めて、ファインダー覗いたら狙った通り!パシャリ!が快感なのです。ここに、絞りリングであらかじめ被写界深度も狙いを決めておいてファインダーを覗くというギミックも増えます。
被写体をつぶさに凝視したまま、左手で絞りリングを少し回しておいて、カメラとレンズをほぼノールックのままファインダーを覗くと。
これくらいの距離ならF2.8ほど絞るかなーと思いながらファインダーを覗くの楽しいですよ。

撮影体験の良さにかなり割り振ったレンズとも言えます。

AF

AFについては一応懸念がありまして、今回goopassでレンタルした個体は何も問題なかったのですが、アキヨドで店頭展示されている個体が追尾AF時にウォブリングしたんですよね。

多分店頭展示個体のほうが個体差の下振れだと思うので杞憂でしょうが、もし今後購入して起きたら嫌だなーとは思います。

ただ、追尾AFってそもそもLUMIX S5M2においては精度落ちるしフォーカスポイント大きいしであまり僕は使わないので、気にするほどでもないのかも。

AF-SまたはAF-C×フルエリア×認識をベースに、FnボタンでピンポイントAF、QボタンでAF Lockが僕好みの設定です。

最短撮影距離

ちなみに、最短撮影距離ですが、カタログ値より寄れました。カタログ値は55cmですが、実測で50cmほどまで寄れて、これによりLUMIX S 50mm f1.8より明確に最大撮影倍率が勝る結果になりました。

お花写真を撮る者としてはポジティブな結果です。

他の作例

さて、ある程度言うこと言ったのであとは作例をペタペタ気が済むまで貼ります!

光条はベストではないかな。光条はArtに軍配!
案外無理なくスナップできる画角だと思いますよ
前ボケ後ボケの硬さが均一なのが本当にいい
ごちゃごちゃした茂みなのに、被写体ちゃんと分かる!
Wall of Roses
ピント面の質感、しっかりしてるなぁ
ピント面からのボケの始まりが自然です
少し絞ってボケ過ぎないように。
木漏れ日の丸ボケがとても得意!
なんか雰囲気あって好きな1枚

まとめ

いやー、たった3回撮影に連れ出しただけだったのでとても短い間でしたが、めちゃくちゃ良かったし、お気に入りの写真たくさん撮れたなぁ。

お花写真メインということで、画角が少し望遠寄りなのもかなりいいと思いました。

標準域で良いレンズ欲しいな、というのと、せっかくLマウントならSIGMA使いたいな、というお気持ちがあるので、50mm f1.4と、65mm f2と、財布爆発させて24-70 f2.8 Ⅱあたりが脳内をグルグル回っております。
危険だ…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?