ミリオンロックに向かうサンダーバードの中で、出演バンドではなくけいおんの楽曲を貪るように聴き漁る境地
に至っていたのは紛れもなく自分です。
(注：この記事はあなたの大切な時間を6分ほど奪います。安易に閲覧しないことを推奨致します。)
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6月1日土曜日 早朝5時20分
爽やかな期待感と共に目が覚めた。
僕が早起きをするなんて地球の自転が逆になるのでは...？と思うくらい縁のないことですが、やはり好きなものに対する執着はすごいですね.....5時半にアラームセットしてたのに食い気味に10分早く目が覚めました。
なぜこんなに早起きなのかと言うと、そう....
6月1日〜2日 石川県は金沢で開催されるミリオンロックだからです....！
すみません、もう一度言います。
ミリオンロックの開催日です！！！！！
いやぁ〜〜ずいぶん待ちました、待たされましたね....
この日をどれだけ心待ちにしていたか...！！！！
総勢84組のアーティストが出演する大規模フェス、そして何より俺得すぎる出演バンドたちの数々.....もう公式サイトに掲載されているタイムテーブルを見ただけで満足してしまうようなラインナップですわ.....。
(↓こちらがその問題のタイムテーブル)
これだけの豪華ラインナップを前に昂ぶる高揚感を抑えられるわけもなく、京都駅に着いた途端に奇声を発しながらその日の始発サンダーバードに乗り込んだことは言うまでもありません。
そしてまぁ金沢までという長い道のりですからこの時間さえも有意義なものにするべきじゃないですか。何せ総勢84組という大勢のアーティストに触れることができますからね。少しでもフェスを楽しもうと思う気持ちがあるのならば、出演バンドの予習なんてのはもう呼吸するのと同じくらい当たり前な行為というわけですよ。そして座席に着くなり流れるようなフォームでiPhoneのミュージックを立ち上げるわけです。
迷わず流したのはそう、放課後ティータイム。
フェス直前なのに.....()
自分は天才なのでは....？
とさえ思ってしまいました。
いやだって、いつだってけいおんは最上級に尊いもん。
そんなのミリオンロック前だろうが、サンダーバードの中だろうが関係ねぇよ....!!!(迫真)
まぁ実際自分のiPhoneが1番最初のオススメに放課後ティータイムを提示してきたのが決定的でしたね、やっぱり。24時間ワイと共生してるだけはある、やるじゃん(やるじゃん)
それではここら辺でこの日のけいおん!LIVE in サンダーバード会場でのセットリストをおさらいしてみましょう。
6月1日 土曜日 ７:00START
サンダーバード会場
けいおん!!LIVE／放課後ティータイム
１：ふわふわ時間
２：Cagayake!GIRLS
３：わたしの恋はホッチキス
４：いちばんいっぱい
５：ふでぺん~ボールペン~
６：Don't say "lazy"
７：天使にふれたよ!
８：ぴゅあぴゅあはーと
９：カレーのちライス
１０：GO!GO!MANIAC
１１：Utauyo!!MIRACLE
１２：Singing!
１３：U&I
....神セトリすぎないか.......？
いやぁ....尊い......もうこれから、けいおん以外で尊いって言うのやめます。
１〜２
ふわふわ〜Cagayake!
これは裏事情なのですが、いつも普段はこの曲順が逆なんです。しかしやはり代表曲を頭に変えてくるという辺り、今回のフェスに対する熱量と気合いが垣間見えますね(絶対違う)
３〜６
ホッチキス〜"lazy"
序盤はだいぶメリハリが効いてるのではないでしょうか。どれも神曲ゆえに遊びがなくモチベーションが右肩下がりになる恐れもありましたが、そこは並びによってメリハリを活かし、逆に強みに変えている姿勢さえ感じられます、すげぇな....。
そして何より4曲目の「いちばんいっぱい」。まさか序盤に劇場版の主題歌を持ってくるとはｯｯ....!!!これには良い意味で期待を裏切られた方も多いかと思います。いつ如何なる時も放課後ティータイムは我々を飽きさせない.....!!!!
７：天使にふれたよ！
はい、ここですよね...。最初に気になってた方々もチラホラ見受けられます。何故ならこの曲は中盤、ライブの折り返しにするには余りにもそぐわない....!!!!!
....実はこの「天使にふれたよ!」、後述しますが最後の「U&I」とすごく迷ったんです。いやもうそれは、本当にｯｯ....!!!! 頭がおかしくなるくらい悩みました。恐らくその時サンダーバードの中で獣の呻き声が聞こえてきたならばそれは間違いなく自分でしょう。
死ぬほど悩んだ挙句、ラストに選ばれたのは「U&I」でした。(綾鷹)
後ほどその理由も含め、「U&I」解説にて書き殴りたいと思います。
８〜１２
ぴゅあぴゅあ〜Singing!
そしてライブも後半戦にさしかかり、怒涛のラストスパートを仕掛けてきたことが伺えます。アップテンポを連ねオーディエンスの盛り上がりを見事に演出していながらあのMANIACとUtauyo!!を並べるという大胆な、一種の賭けにも思える曲順を可能にしてみせました。さすがワイの放課後ティータイム、いや、まじでこの曲順やべぇな....???
GO!GO!MANIACからUtauyo!!MIRACLEに繋がる頃にはもうあの殺人的なギターリフを座席で搔き鳴らしてたかんな...(因みにこの2曲はわりと推し曲)
そしてクライマックス、最終局面になり....「Singing!」のイントロが会場(イヤホン)に流れた瞬間、瞬く間に全俺はエモさで昇天してしまいそうでした。
それもそのはず、確かにこの日は劇場版の曲が散りばめられてるんですよね。それ故にあの劇場版ならではの、そのエピソードで完結する...!!!というかけがえのない存在感が相まって、このエモーショナルな感情に繋がってるんだと思います。
くそっ.....もう既に...尊みが深すぎて自我が崩壊しかけているｯ.....!!!!
だがしかし、残すはこの曲.....この曲を語らずして自分がけいおん!を愛するという理由は形容されない....!!!!!
綴れ...!!! 綴るのだｯ.......!!!!!
１３：U&I
遂にここまで辿り着きました。この曲を聴く頃にはもうけいおん!の沢山の名場面、名言が脳裏に焼きつき、全てを受け入れようとする心の機微を悟っていました。
何故この「U&I」がラストなのか....
だって一番好きな曲だから！！！！！！！！
いや、もうこれしかないっすよね。好きに勝るものなんてこの世におかんとけいおん!くらいしかないっすもん。
という感情ももちろん、もちろんあるんですが...やはりけいおん!を語る上でこの曲は余りにも重要な立ち位置にいる気がしてならないんですね。
この曲は主人公である平沢唯ちゃんが、突然使えなくなった部室や、風邪で寝込んでしまった妹の憂ちゃんを想って「いなくなって初めて大切なもののありがたさが分かった」という気持ちを込めて書いた曲です。
思い返せば唯ちゃんは、１期から２期を経て大きく成長しました。その延長線上にこそ、この歌詞の存在意義がある気がします。
歳を重ねるにつれ様々な変化を感じ、また変わらないものもある....そうした時間や環境に対する心の変化を唯ちゃん本人が意識し始めたからこそ書ける歌詞なんだと、この曲にはそういうメッセージが隠れているのだと....!!!
僕は提唱したいです。
「もしキミが帰ってきたら とびっきりの笑顔で抱きつくよ」
――――――「U＆I」より
“もし”という言葉から察することができるように、「U＆I」の歌詞の主人公は、“キミ”が帰ってこないことを分かっているんです。
「いなくなってみて初めて大切なもののありがたさが分かった」と言っていましたが、裏を返せば「今、目の前にある大切なものも、いつかいなくなってしまう」という何ともエモーショナルで儚い、かけがえのない美しい想いが込められているんです。
従って、U&Iにこそけいおん!の全てが詰まっている気がしてなりません。
まじで唯ちゃん.....ｸｯ........
そしてこの曲ができるきっかけにもなった実妹の憂ちゃん。この子が僕の最推しです。
憂ちゃんが僕の神推しです。
追記：
ミリオンロックについての記事を書くつもりでしたが、お気づきになった方もいるでしょう....
まだこの時点では金沢に到着すらしてません！！！！
おわり
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