思い通りにいかない状況を受け入れる力
こんにちは。
“マネジメント人財の目利き&「大人の学び」の案内人”の福岡明善です。
ことのは 26
大坂は最大の課題に掲げる成熟を「思い通りにいかない状況を受け入れる力」と言う。勇気、忍耐、反発力、1球への執念、少しの運、そして成熟。この日の大坂は勝者に必要なすべての資質を備えていた。
(2019/1/26 23:37 日本経済新聞 電子版)
数年前の話になりますが、
2019年1月26日の全豪オープン女子の決勝は素晴らしい熱戦でした。感動を味わった方も多かったと思います。私もテレビの前で釘付けとなっていました。
第一セットは一進一退の攻防が続きました。タイブレークにもつれ込み、大坂選手がこのセットを制しました。
第二セットは大坂選手が優位に試合を進め、セットカウント5-3となりました。このまま優勝に突き進むのかなと思って試合を観ていましたが、クビトバ選手が粘って5-7となりました。
その後、大坂選手はトイレットブレークをとって、精神面を整えることができたのか、第三セットは冷静な試合運びだったように思います。そして、6-4で勝利をものにしました。
2018年の全米に続き、全豪も制して、世界ランクも一位にのぼりつめました。その後、2020年には全米を、2021年には全豪を再び制しました。
しかし、精神面の不調で無期限の休養に入りました。2022年にツアー復帰を果たしますが、2023年1月には第一子の妊娠が発表されました。推測に過ぎませんが、しばらくは大坂選手のプレーを観ることはできないでしょう。
プロテニスプレイヤーとしては、これからその真価が問われることになるでしょう。しかし、大坂選手の「思い通りにいかない状況を受け入れる力」とそれに対応する術があれば、きっと「大坂時代」が再び到来すると信じています。
では、また。Bonne journée!
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