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キャンプ残響 〜映像制作のエチュード②〜

 2回目のキャンプは、初回から1か月後でした。このスピードに、初体験が好印象だったことがうかがわれます。場所は、竜洋海洋公園オートキャンプ場。渚園と同様に、施設が整っていて初心者に優しいキャンプ場です。
 12月ということで、冬用のシュラフを購入し、電源サイトなので電気ストーブを持ち込んで臨みました。冬キャンプに、少し緊張気味です。ただ当日はあまり寒くなく、結果的にはちょっとオーバースペックの装備となりました。
 また、2日目の朝は雨模様。テントを叩く雨音で目を覚ますという経験もしました。管理された室内ではない、自ら対処しなくてはいけない環境にある。ということをあらためて意識しました。それもキャンプの醍醐味!
とは言っても、本格的な自然の中に放置されるのは無理だなぁ。あくまでもライトキャンパーです。

指差している所が、この日のサイトです。


 時間とイベントの流れは、前回の経験で大体わかっています。1日目は少し余裕を持って、楽しむことができました。そして、その分を動画撮影の工夫(あくまでも試みであって、成果ではありません。)に当てることができたのではないかと思います。

■二刀流の挑戦

 今回の撮影の最大のポイントは、二刀流です。iPhone に加えて、新たなツールを用意しました。iPhoneで十分と豪語していたのに、なぜ?

 初回を振り返りつつYoutubeを見ていると、あらためてGO PROの情報が多いことに驚きました。GO PROにあらずんば、Youtubeにあらず!ぐらいの勢いです。なんか面白そうだし、表現の幅が広がりそう。と、食指が動きます。
 でも高い!ということで、代替の中華アクションカムをネットで物色。いろいろある中から選んだのは、MUSON Ultra1というものでした。

 そもそも、面白そうというだけで、何のためにという目的部分はあいまいのままです。とりあえず4K撮影ができることをベースに、防水性能などを加味して選んでみました。正直、たくさんある同様の機種の中で、何が良いのかわかりません。最終的な決め手は、MUSONというなんか武骨な響き(あくまで個人の感想です。)とUltraという期待感の合わさったネーミングでした。

軽くてタフなボディに、機能は盛りだくさん。コスパ最高!


 Amazonでポチッて、実際に手にした感想は「小さい!」。次には、こんなオモチャみたいなもので「ちゃんときれいに撮れるのか?」と不安になりました。
 試し撮りでは、その広角ぶりにびっくり。周辺の歪みが結構ありますが、トリミングでカバーできそうです。思いの外きれいに撮れているように感じますが、iPadで見ても、これが4Kの映像というものなのか?正直よく分かりませんでした。


■ストーリーとカット

 さて、どう使おうかと考えた時に、付属のアクセサリーに目が止まりました。ポール等に挟んで固定できるものです。これで、タープの梁に取り付けて、上からのアングルで撮影してみたらどうだろうか。そんなイメージが湧いてきました。

 実際に活用したのは、まずキャンプ場までの車窓映像の撮影です。
 多くの皆さんの動画を見ていると、「本日のキャンプ地、○○に向かっています。」というカットがほぼ必須です。2回目にはこれをやってみようと思っていたので、ミニ三脚に取り付けたUltra1をカップホルダーに固定してトライしてみました。揺れでガタつくことがあり、今後の改善が必要ですが、ああこれこれ!というものが撮れました。一歩前進した気分です。

どのくらいの長さ、カット数が適当なんだろうか?


 そして、夕食の際にはタープ上部から頭越しに料理を映してみました。前方からは三脚固定のiPhone で捉え、編集段階で切り替えることて流れを表現。切り替えが単調ではあるものの、変化のある映像になったのではないかと思っています。
 暗所での焦点ボケや色味など、今後の改善ポイントも少なくありませんが、テストとしては大成功です。

前からiPhone XR
背後からUltra1


■著作権がやって来た

 次に、前回問題だったBGMです。今回は、既成のものを活用するという方針で臨みました。iMovieに付属のオーディオから選曲し、なかなか良い感じになりました。それでOK と思っていたら、意外な落とし穴が!

 YouTube アップ後に「著作権の申し立て」が来たのです。いや、iMovieのアプリの中から使っているものなんで、何かの間違い?
 ネットで検索してみると、同様のケースについて多くの情報が出てきます。ここでは詳細に触れませんが、この申し立てを解消するためには、使用する側が「異議の申し立て」を行う必要があるようです。違和感はありますが、そういう仕組みなのだそうです。
 正直、十分に理解できていません。ただ、知らないでは済まされないこともあるでしょうから、なるべく危うきに近寄らずでいきたいと思います。

 これから始める人には、こうした心配のないYouTubeオーディオライブラリーなどを利用することをお勧めします。私は、やっぱりオリジナル曲にすべきか⁈と一瞬思いました。さて、次回はどうしましょう。

■曇りのち雨、気分は☀️

 この言葉は、動画の最後にテロップで出したものです。今回のキャンプを振り返っての実感です。雨に降られてバタバタしながら、こんな感想を抱くなんて、過去の自分が想像できただろうか?動画を見ながら、あらためて充実感を反芻しています。
 次はどこへ行き、どんな環境を楽しみ、それをどのような映像で表現しようか。ワクワク感が止まりません。

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