シンガーからソングライターへ 麗美 -My Sanctuary-
沖縄出身の幻のシンガー
1984年に「ユーミン・松任谷正隆氏」の全面バックアップを受けて
デビューした「麗美」。
「麗美」の名前が知られたきっかけは、
「ユーミン」が書いた「ノーサイド」という曲です。
この曲を「松任谷正隆氏」がプロデュースして、
「麗美」に提供され、デビューアルバム「REIMY」に収録されました。
(後にユーミン自身がセルフカバーとしてリリースしています)
「ノーサイド」以降も「青春のリグレット」等「ユーミン」の
楽曲を取り上げ、2枚目のフルアルバムに収録されています。
しかし、デビューアルバムを含む3枚のスタジオ録音盤を残し、
「麗美」は「松任谷正隆氏」を去り、渡米し4枚目のアルバム「My Sanctuary」を
録音しリリースしました。
今回取り上げた曲は、そのアルバムのタイトル曲で、
レコードのA面1曲目に収録されているものです。
この曲を聴いて思う事は、所期のJ-POPの良さでしょうか。
適度のにノリの良いリズムとバックを務めるミュージシャンの豪華さ。
(アルバムにはトム・スコット、リー・リトナーなど参加)
また、「麗美」はスペイン系フィリピン人である父と
日本人の母との間に生まれたハーフだからでしょうか、
聞きやすい英語の発音が耳に馴染みやすいですね。
My Sanctuary(悲しみのサンクチュアリー)以降
1988年には全局英語の歌詞のアルバム「SMOOTH TALK」をリリース。
このアルバムのの収録曲「SPEED OF LIGHT」は、
日本のテレビドラマやアメリカの映画
「ミスターアーサー2」の挿入歌に採用され、
ビルボードのダンスチャートにランクインしています。
翌1989年には、「Merry Christmas to You」
(小林明子、永井真理子、麗美、辛島美登里)で
第4回日本ゴールドディスク大賞を受賞しました。
1993年以降は作曲家として活動をはじめ、
歌手活動をほとんどしなくなりました。
2011年に開催された秩父ミューズパーク野外ステージにて開催された
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の
イベント「ANOHANA FES.」に出演し、久方ぶりにステージに上がり、
4曲歌って喝さいを浴びました。
現在は「Remedios」という名前で、映画やドラマの作曲を
続けています。
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