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ブランディングスキル

こんにちは、めいてんです。


WEEK1~6でスキルを学ぶための土台の話をし、
前回から実際に使えるスキルの話が始まりました!


WEEK7~10では、

・伝えるスキル
・ブランディングスキル
・倫理思考スキル
・企画設計スキル

のビジネスのベース部分について話をします。


前回は、
【伝えるスキル】
についてやりました!
まだ見ていない方はこちらから


この4つのスキルを学ぶことで、
【事業計画書・提案書】
の制作ができるようになります。


今回は、
【ブランディングスキル】
についてやっていきます!


結論
商品を売りたいのであれば商品を売るな!


(この内容はMUPカレッジで学んだ事をアウトプットしています)


ブランディングとは何か?


ブランディングと聞いてもモヤモヤする人が
多いのではないでしょうか?

ブランディングとは、
好意を持ってもらうこと
です。

まだピンと来ないですよね。


会社を例に説明していきます!

会社にはたくさんの部署があります。
でも多くの会社はブランディング部ではなく、
マーケティング部の中にブランディング部がある
と考えていますがこれは間違いです。

下の図をご覧ください。

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・Marketing
マーケティングとは、
【あなたが好き】と特定の人に伝えることです。
・Advertising
アドバタイジングとは、
【好きです】と不特定の人にビラを配りまくることです。
・PR
PRとは、
【好きです】と自分が伝えるのではなく、
第三者が【あなたのことが好きらしいよ】と伝えることです。
・Branding
ブランディングとは、
【あなたが好き】と相手から言ってもらう事です。

このように、
相手から好意を持ってもらえれば百発百中な訳です。

そうすればマーケティングも、アドバタイジングも、PRも
いらないんですよね。


ブランディングのない会社というのは、
ブランディングのある会社と比べて
莫大な経費(マーケティング費や広告費)がかかります。


ブランディングの種類

ビジネスの話でいうと、
大きく4つにブランディングを分けることができます。

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コーポレートブランディング
(会社の信頼につながるブランディング)

プロダクトブランディング
(商品のブランディング)

マーケティングブランディング

セールスブランディング

ブランディングはこの4つの種類に分けられる!
というのを頭に置いておいてください。


負のスパイラル


会社を設立して5億円を越す企業の割合ご存知ですか?

たったの「1,2%」です。


会社を設立してから5年以上続く会社の割合をご存知ですか?

「1%以下」です。


このようにビジネス業界というのは簡単なものではありません。


そして続いている企業の特徴は、
どの企業もブランディングがあります


そしてブランディングがない大体の企業というのは
【負のスパイラル】にはまっています。

それが下の図です。

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ブランディングがないということは、
AとBの商品は同じ商品ということです。

なぜならブランディングがないからです。


価格競争】
・Aの商品は100円で売ってますよ
・Bの商品は90円で売ってますよ
・Aは80円に値下げしましたよ

これを続けると価格が下げられないラインまで来ます。
そうなったらサービス競争が始まります。

サービス競争】
・Aの商品買っていただいたら、料理本つけますよ!
・Bの商品買っていただいたら、2個目は無料ですよ!

サービスをするということは自社のコストに繋がります。
(この例の場合、料理本など)

自社コスト

コストが出る(上がる)ということは当然利益が下がります。
(売り上げ ー コスト = 利益)

利益率低下

利益が低くなれば、
利益を上げるためにコストを削減しようとします。

コスト削減

ではなんのコストを削減するのかと言ったら、
PRです。

PR削減

PRを少なくするといことは、
知ってもらう人が減ります。

シェア低下

結局売れないから、
もっと売ろうとするため価格競争に戻ります。

価格競争


このように【負のスパイラル】に陥ってしまい、
どんどん潰れていってしまうわけです。


続いて、
先ほど紹介したブランディングの種類について
1つ1つ説明していきたいと思います。


コーポレートブランディング


競合を把握するが、競合を作らない


コーポレートブランディングにおいて、
〇〇だが、〇〇でない!と言い切ることはとても重要です。


例えば、
GoogleってテクノロジーやIT企業って思ってる方が多いと思います。

しかし、実は【広告会社】なんです。
売り上げの90%は広告で売り上げが出ています。

でもGoogleは、
広告会社だけど広告会社じゃない!
と言っているんですね。


どうしてなのか?


広告会社と言い切ってしまうと、
他の広告会社と価格競争が起こってしまいます。


〇〇だが、〇〇でない!
と言い切る理由はそこにあります。

これが
【競合を把握するが、競合を作らない】
と言うことですね。


プロダクトブランディング


「価格設定を間違えるな」


早速ですが、
皆さんに1つ質問です。


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(下にスクロールする前に少し考えてみてください。)




皆さんはいくらの
価格に設定しましたか?


正解は、

・1000円
・それ以上の値段に設定できるか挑戦をしてみる

です。


・【どうして1000円なのか】
・【それ以上の値段に設定できるか挑戦してみるの意味】


をこれから説明していきたいと思います。


まずは、
【どうして1000円なのか】
についてです。


価格を設定をするには、まずこのような図を作ってください。

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500円だったら100人の人が、1500円だったら0人の人が
購入すると結果が出ましたが、そこを線で結びます。

するとその間の層が見えてきます。


価格設定で決して間違えてはいけないのが、

より多くの人が頼むと結果が出た価格(500円)を
そのまま鵜呑みにし、設定してしまうことです。


価格設定は、

より多くの人が頼む値段ではなく、
より多くの利益が出る【適正価格】

を見つける必要があります。


その適正価格を見つけるために必要なのが
次のグラフの【値付けフロー】です。

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1杯500円のカフェラテの場合。

500円であれば100人に売れるので、売り上げは50,000円。
コストは1杯あたり300円なので合計30,000円。
すると利益は20,000円になります。


これを各値段で計算していくと、
1番利益が残る価格というのは1杯1000円の時ですよね。


この適正価格を、
【値付けフロー】をやることによって見つけ出すことができ、
より多くの利益を残すことができます。


次に、先ほどの
【それ(1000円)以上の値段に設定できるか挑戦してみるの意味】
について説明していきます。


プロダクトブランディングというのは今回の例でいうと、
1000円のカフェラテを50人に売ってくださいということです。


【切り捨て】・・・500円, 750円
【実践】・・・1000円
【挑戦】・・・1250円, 1500円

500円, 750円の層は切り捨ててください。

そして1000円で売ることを実施します。

その後に1250円, 1500円と挑戦していきます。
1杯500円のカフェラテをどうやってこの値段で購買数も増やしながら
売っていくかがビジネスの面白さです。


そしてそこで大事なのが【付加価値】です。

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世間のカフェラテ1杯の値段は500円が相場です。
しかしそれはただの相場であり、そこに価値はありません。

そこに価値を見出すには、付加価値というものが必要です。
DO1, DO2, DO3とたくさんの付加価値を足していくことで、
1杯500円のカフェラテを1000円まで引き上げようということです。


例)美容院

ヘアカットの相場は1000円と言ったところでしょう。

ではなぜ美容院は5000円でも人が来るのでしょうか。

それはドリンクサービス、ヘッドスパ、シャンプーなどといった
【付加価値】が付いてくるからです。


このように、

相場以上の値段で商品を売りたいのであれば、
その商品を売るな!

とはこのことです。


マーケティングブランディング


ここでまた問題です。


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(下にスクロールする前に少し考えてみてください。)



正解は、

フランチャイズ(マクドナルド)か、直営店(スタバ)の違い

です。


ブランディングや、ステータスも間違いではありませんが、
今回はもうしこしビジネス的な部分を話していきます。


【フランチャイズのマクドナルド】

ハンバーガーなど商品の金額を変えることはできない

回転率をあげる

席数を増やす

1人に与えられるスペースが狭くなる

コーヒー1杯の価値が下がる(100円)

【直営店のスターバックス】

スターバックスは儲けファーストではなく、ゆったりしてもらうこと優先

1人に与えられるスペースが広くなる

コーヒー1杯の価値が上がる(500円)

(この考え方だからスタバはフランチャイズにはせず直営店にしている)


プロダクトブランディングは価格などの表面上のものでしたが、

マーケティングブランディングとは、この場合でいうとフランチャイズ・直営店の手法の違いのような表面には見えない裏の部分のことです。


セールスブランディング


商品やサービス以外のもの(付加価値)をPR


プロダクトブランディングでも少し触れましたが、

セールスブランディングで大事なのは、付加価値を売ることです。


例えば、
YAMAHAは今では売れているものの、もともとピアノを全然売ることができませんでした。

そりゃそうですよね。
いきなり数百万、高い物であれば数千万するピアノを物を買って!と言われても買う人はそういないでしょう。


そこでYAMAHAは付加価値をPRしはじめました。

ピアノ(商品)を売るために、ピアノ教室(付加価値)を開き、
その生徒さん達に欲しいと言ってもらえるようすることです。
これが記事の最初にも話した【ブランディング】ですね。

こうしてYAMAHAはピアノを売れるようになりました。


このように、
付加価値をPRすることで、商品・サービスが売れるようになります


まとめ


今回はブランディングについてやりました。


ブランディングとは、
「相手に必要とされること」
です。


【ブランディングがない = 相手に必要とされていない】
わけですから、PRや集客と言ったコスト費がとてもかかってきます。


そしてブランディングには4種類あり、

・コーポレートブランディング
・プロダクトブランディング
・マーケティングブランディング
・セールスブランディング

です。


コーポレートブランディングとは、
競合を作らないことです。

その競合達と価格競争をしないためには、
自分が〇〇であっても、〇〇でないと主張することです。


プロダクトブランディングとは、
価格設定を見極めることです。

どの値段だったら1番多く頼まれるかではなく、
どの値段だったら1番多く利益を残せるか、です。

そしてその値段以下は切り捨て、
その値段以上は挑戦していくことが大事です。


マーケティングブランディングとは、
その名の通りどのようにマーケティングするかです。

価格などは表面上で見えていることですが、
それを設定するにはこのマーケティング部分を
しっかりと定める必要があります。


セールスブランディングでとは、
商品・サービスを売るのであれば、付加価値をPRすることです。

付加価値を売ることで、その商品・サービスの価値を上げ、
必然と必要になってきます。


ブランディングで1番大事なのは、

【商品を売りたければ商品を売るな】

です。



次回は、

倫理思考スキル

についてやります。


(この内容はMUPカレッジで学んだ事をアウトプットしています)


それではまた、Adios!

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