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褒めるよりも承認しよう キッズコーチングの話

最近、一般財団法人 日本キッズコーチング協会主催のオンライン子育てフォーラムのリレー講演を聞いている。
夕方に聞いたモンテッソーリ教師あきえさんのVoicy「#964 環境によって変わる子どもの姿」でも触れられていた人的環境を整えるために、今からできる心掛けについて。

褒める と 承認 は全くの別物

褒めることと承認すること、似ているようで両者は大きく異なっている。子どもが絵を描いていたとして、「上手に書けたね」と評価をするのが褒めること、「色んな色を使っているね」とその子をつ観て感じたありのままを伝えるのが承認すること、そう理解している。
褒めてばかりいると結果に囚われてしまい、型にはまった正解以外が許容されないと感じてしまうリスクがある。一方で、承認されると子どもの自己肯定感が上がり、自分自身を好きになったり、自信を持つことで、積極的に物事に取り組めるようになるということだ。


褒められて育った私

「自己肯定感」というキーワードは、数年前からよく聞くようになったと記憶している。ひと昔前は、褒めることがスタンダードだったのではないだろうか。アラサーの私も漏れなく、両親から褒められて育った。子どもの頃を思い返すと、勉強が楽しい、というより褒められることが嬉しくて努力をしていた。
両親が期待する「いい子」から外れるのが怖かった私は、Noと言うのが苦手で、とにかく自分に自信がない大人になった。自分の特性に気付き、行動するようになって少しはマシになっているが。

今の時代、学歴や職歴は関係なく活躍できるチャンスがいくらでも転がっている。だが、そのチャンスをつかめるのは自ら考え行動する者だ。
「子育て」と言いつつ、親は子どもを意図する形に育てることはできない。成長は子ども自らに与えられた課題であり、親は見守り、サポートするだけだ。承認することは、サポートの一つの手段になると思う。

褒められて育った私は、気を抜くとすぐ褒めてしまう。
赤ちゃんだから、と思わず親の意識改革から実践していこう。

娘が大人になる頃はどんな世の中になっているだろう。

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