漢詩について

   私は中国文学であると言う立場をとっています。私も拙いながら自作の漢詩もあるのですが、基本的に中国語で書く詩であると言う立場です。入ってしてから千年以上も経っているのですから国文学への影響を無視するわけにはいきませんが、あくまでも本場は中国で借り物にすぎません❗️そこが少し悔しくもあるのですが、仕方がないことでもあります❗️
   漢字はご存じの通り表意文字です。中国語は表意文字だけで表す特殊な文学でもあります❗️表意文字なので読めなくても意味が自然に通ることもあります。昔の中国の文学は雅語であるとも言われています。中華文明圏の共通語で意味だけはみればとおると言うことからこのような表記法が発達したのではないかと言われてもいます。発音はまちまちでも意味が通ると言う性格からこのような仮説もあります❗️
    また中国語は孤立語で何処の何処の語族にも属さず、一語完結と言う性格から対句と言う修辞法が発達したとも言われていますね❗️漢詩は発音にやかましい規則があり窮屈な媒体でもありますが、なれてくると味わい深い世界でもあります❗️これは今体詩つまり、絶句や律詩に限った規則ですが❗️これが科挙今で言うところの国家公務員採用試験に課された事から中国文学は詩が盛んに作られ、正統とみられるようになったそうです。
   漢詩は基本的に脚韻です。日本語に直すと語順が前後することもあります。日本語は術部がしたに来ますが中国語は先に来ます❗️日本の定型詩は七五調ですから脚韻にはむいていませんから言語の違いによるギャップを感じますね❗️

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?