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音楽のこと 2. 合奏への参加 〜中学生編②〜

 音楽室で運命的な(と私は思っている)ホルンとの出会いから一変して新入部員andホルン初心者の日々は地味だった。
 まず試しに楽器をあててみる。マウスピースをつけた楽器に息を吹き込んでみる。当たり前だがスースーという風の音の他に音はない。そこでマウスピースだけ持たせてもらって毎日朝練と放課後練習で「バズィング」の練習である。周りでは経験者で入部した同級生たちが楽器を手にする中、一人小さなマウスピースを手にブーブーと鳴らしているのである。実に3ヶ月の間、ずっとバズィングばっかりやっていた笑。この詳細は別の機会に。

 おそらく忘れていた顧問の先生は、1学期の期末試験が終わる頃に慌てて楽器を持たせてくれた。びっくりするくらいすんなりと「ポアーン」と音が出た。嬉しかったという気持ちよりは「基礎って大事なんだ!」という気持ちが強かったのを覚えている。
とりあえず中学生編は一度ここで締めよう。枝葉的なエピソードはいくつもあるけど、別の機会に。

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