感情解放ができた日

先週熱が出た

３７度台だったからそんなに重くないし、コロナやインフルでもなかった

2日くらいして熱は下がって、起き上がることはできた

でも起きてると段々眠くなるから寝て、また起きて寝る
みたいな感じで体のだるさが全然取れなかった

多発性硬化症だから熱が出てそれに呼応して再発することもあるから
正直すごいビビってたけど、新たな症状は出なかった

ただ左足がだるいのと、左手が重くて痛いのが続いている
ただ良くなったり痛くなったりを繰り返す感じだったので
いつもな感じかなとは思っている

3日目くらいから起きて座ってたりすることはできるようになったけど
なんもする気も起きないし（当たり前か）
溜まってた録画を見てたんだけどそれも尽きてしまい
アマゾンプライムの中でなんか気になるやつみようかなあって
思ってふと目に止まったのがこのドラマ

日曜劇場『天国と地獄 〜サイコな２人〜』

二人の魂が入れ替わっちゃうって話ってくらいしか知らなくて
あんまり考えず見始めた。

最初は
あらー、高橋一生くん殺人鬼なのかあ・・・。
って感じで、面白いのかなあって半信半疑で見てたんですけど
段々引き込まれて
（あ、ネタバレします！！お気をつけて）

最後涙が止まらなかった

綾瀬はるかさん演じる彩子の
この人を助ける、自分の正義を貫くっていう
気持ちがすごいのと
高橋一生君演じる日高の兄と綾香に対する頑固なまでの思いの強さが
本当に心に響いて。。。

そして殺人犯は日高の兄なんですけど、
すごく優しくて強い人だったと思うんです。
でもその心の強さゆえに、人生全て理不尽に奪われていく。
最後はがんでやり直す時間さえも奪われていった。

彩子を疑っていたベテラン刑事（北村一輝さんです。）が、
やってもいない殺人をやったと言う日高に対して
「この殺人はお兄ちゃんの声じゃないのか！？
立場の弱い人間がいかにたやすく奪われ続けるか…そして立場の強いやつらも最後はこういう風に自らが奪われることにもなる…そんなことが言いたかったんじゃないのか!?
人としての尊厳を奪われ続けてきた兄の声まで奪うのか？
やってきたことは殺人だ。。。それでも声は声だ！お前にその声を奪う正義はあんのか？」と。
ずっと彩香と対立して彩子を共犯だとにらんで捜査してきた人だったから
最後にこんなセリフ。素敵すぎるじゃないかってそこでも涙・・・

そして日高のお兄ちゃんはお兄ちゃんで、
死んでしまう前に彩子に
「全部自分でやったこと。弟は関係ない。弟を守ってくれ」って
訴えるんです。

結局はみんな他人を想ってその人のことを想っての行動って言うのが
すごくなんか心に響いて余計に悲しくて

最終回を見終わって、主題歌もすっごく良くて（手嶌葵ちゃんの「ただいま」って曲で作曲が私の大好きなLiberaの作曲もしている村松崇継さんなんです。）
iTuneで購入してずっと聴いてたら、場面が思い出されるんですよね。
それで突然涙が止まらなくなる。

なんでなんだろう？
って思ってたら
体の内側から

「悲しいって気持ち感じてくれてありがとう。浄化してくれてありがとう。」
って聞こえてきた
それで思い出したことがあって。

ハッピーちゃんのYouTubeで
ハッピーちゃんが、バイオレンス映画がすごい好きって言ってて
それって見ることで自分の狂気なところが満たされるというか浄化されて
るとおもう。
ってことを言ってたんです。（言葉はうろ覚えだけど）

私はバイオレンスとか見たくないし、好きじゃないから
その時は
「ふーん。そーなんだ〜」
くらいしか思ってなかったけど

私にとっての浄化されるものって「哀しさ」なのかなって思った。
小さい頃から
悲しい、怖い、寂しい
っていう想いを感じることが多かったけど
辛いから感じないようにしてたの思い出した。

悲しいのに大丈夫って平気な顔したり
笑ったり、寂しいのに寂しくないしって
自分に嘘ばっかりついてた。

小さい頃から溜めてたから
ずっとこの歳になって、体内の底に溜まり続けてたんだろうな。

最近色々自分と向き合うようにしてるし
自分と会話しようって思って生きるようにしてるから
少しずつ出てきたのかな。

そして風邪ひいたのもここに繋がったりするのかもな

風邪ひかなかったら絶対このドラマ見なかったし
哀しみの浄化できなかっただろうし。

何か辛いことがあったとしても
嫌なことがあったとしても
もしかして、私は大丈夫なんじゃないか。
その時は嫌なことでも
こうして結局よかったのかもって
思えるのかもしれない。

少し体が軽くなった気がした

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