Apple II ▷ タッチディスプレイ工作記(5)
▷ 回路の工作
今回採用したタッチパネルは10点マルチタッチですが,Apple II への接続はゲームI/Oのゲームコントローラ入力PC0〜PC3の4ラインとなるので,xy座標が2組,都合2点のマルチタッチとなります.
デジタルポテンショメータとArduino(Metro Mini 328)を組み合わせたインタフェース回路は,ジョイスティックやトラックパッドを工作した際のものをそのまま用います.図1に回路を再掲します.
タッチパネルとArduino(Metro Mini 328)との接続は以下のようになります.
タッチパネル → Arduino(Metro Mini 328)
----------------------------------------------------
1 RST → pin 2, IOREF
2 SDA → pin 13, A4
3 SCL → pin 14, A5
4 INT → pin 3, RESET
5 VDD → 3V3
6 GND → GND
VDDは3.3Vですので,間違えないよう注意が必要です.
タッチパネルのドライバICはGoodix社のGT9271ですが,そのデータシートは以下で公開されています.
https://www.distec.de/fileadmin/pdf/produkte/Touchcontroller/DDGroup/GT9271_Datasheet.pdf
▷ スクリーンパネル・ドライバ
Arduino(Metro Mini 328)とGoodix社のGT9271を搭載したスクリーンパネルを接続するためのドライバは以下で公開されています.先人たちがこうした資料を公開してくれていることにいつも感謝しています.
▷ 実験回路
写真1はタッチパネルの実験回路の様子です.写真の回路をよく観察するとプッシュスイッチのラインを使用していますが,これは実験回路でタッチパネルからの出力を確認するためで,今回はプッシュスイッチのラインは使用していません.
次回はスケッチと実験結果について紹介します.
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?