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陰陽思想は私たちの暮らしに、すでに染み込みすぎて、当たり前すぎる自然哲学です。
当たり前すぎて、「どうしてお財布拾ったら警察に届けるの?」「どうして小さな子供が困ってたら助けたくなるの?」だって、、そうしちゃわない??

と思うくらいに当たり前の感覚のこと。

数字には、陰と陽があります。
偶数は陰性、奇数は陽性です。

節句という考え方も元々は中国からやってきました。

  • 1月:人日の節句

  • 3月:桃の節句

  • 5月:菖蒲の節句

  • 7月:笹の節句

  • 9月:菊の節句

節句は厄祓いや、お祝い事という役割があります。こういった明るい動きのあるものは奇数=陽性の月に開催。

七五三は現在では11月ですね。七五三は日本独自の習慣で、おそらく神道から。妖精の奇数の時に、ということで11月に。5節句とはまた別由来の始まりです。
また、関西地方では昔からありますが、「十三詣り」というもの。こちらはあえていうなら13月。ということで、ここも奇数。(昔は日本には13月まであったからね!)

なぜ七夕が7月なの?とか、なぜ雛祭りが3月なの?と聞かれてももはや、なんとなく、子供の頃から当たり前だから考えることもないようなもの。私たちの生活に自然哲学としての陰陽思想が染み込んでいる証拠ですね。


さて、もう1つ。
香典袋、ご祝儀袋について。
こんな感じに水引がついていますよね??

水引の本数に決まりがあります。

  • ご祝儀袋:3本、5本、7本などの奇数

  • 御香典袋:2本、4本などの偶数

ご祝儀袋はお祝い事で、明るいという性質を持つ陽性。そのため、陽性の奇数。
そして御香典袋は、弔辞のため、静かに、おとなしく、という性質を持つ陰性。そのため、陰性の偶数。

近年ではお葬式とはいえ、「故人はしんみりしたのが嫌いな方だったので、、」とお葬式を故人の希望通り、賑やかにすることもたまにある世の中になってきましたので、その場合は御香典袋ではなく、ご祝儀袋でも良いのかもしれませんが^^

数字にも陰陽があるので、何か自分で物事を決断する日や、開業届出す日、結婚式などは大安や仏滅で決めるのもいいかもしれませんが、数字で選んでみるのもありかもしれません^^

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