授かりもの

子どもは授かりものだからってみんな言う。

私の親も、友達も。


もちろんそうだと思う。
だけどそう言われて、素直にそうだねって言えない人もいるのではないか。


自分の身体に不安がある人、不妊治療をしている人。



私もそう。


だけどこれを素直に受け取ることができないのは、そういう心配がない人に言われて、そういう人たちが羨ましいからだと気づいた。

気づくことはできた。でも、今度は自己嫌悪フェーズ。



先日婦人科を受診した際に、私の中にある小さな筋腫のことを、妊娠に影響するかもしれないと言われた。

その日は主治医ではない先生だった。
主治医には妊娠にも出産にも影響しないと言われていたから、とても驚いた。

言われた瞬間、本当に?影響しないと言われているのに?1.5センチだけなのに、影響するの?と混乱した。


その上、その先生は、「体外受精まで行なっている不妊治療クリニックに行ってみてもいいかもね」と言い出した。

正直、不妊治療をするほど影響するなんて全く考えてなかったから、私の混乱はさらに大きくなった。しかもまだ妊活初めてもないのに不妊治療クリニックって…。

大丈夫なふりをして話を聞いて、クリニックを出た後、不安に駆られて少し泣いてしまった。



こんなことがあって、まだいいかと思っていたが、焦って妊活を始めた。
赤ちゃんは来てくれるだろうか。

毎日そう考えてる。
きっと私のパートナーも。


そんなに心配しなくても、何回かチャレンジすればできるでしょ、と思っている自分もいる。


だけどずっと続けてもできないかもしれないと不安になっている自分もいる。

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