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真・世界遺産検定マイスター:勉強のすゝめ-前編

こんにちは。まっちゃけるんです🍵この度、世界遺産検定マイスターに合格することができました🥇支えてくださった皆様に、感謝の意を述べさせていただきたいです。本当に、応援ありがとうございました😭

やったー!_φ(・_・

ということで、1級🥉、リスタ🥈と続けてきたnoteの「世界遺産検定:勉強のすゝめ」シリーズも最終章となります。今回は「世界遺産検定マイスター」をイチから、いえ、ゼロから何をするのかを紹介していきます!

前編で問1.2、後編で問3について語ります🏰

筆者:まっちゃけるん
世界遺産検定受検歴(直近)
2022.7   1級1発合格
🥉(143/200)
2022.12 マイスター不合格
2023.7   1級リスタ合格
🥈(186/200)
2023.12 マイスター合格
🥇

目次
1.マイスターの概要、1級との違い(前編)
2.問1:50字用語説明問題のコツ(前編)
3.問2:世界遺産条約400字記述の
   落とし穴と正攻法(前編)
4.問3:インプット(後編)
5.問3:アウトプット(後編)

1.マイスターの概要、1級との違い

まずは、マイスターの基本情報から見ていきましょう。

受検資格:1級合格者
試験時間:120分
試験形式:論述
・問1.50字用語解説
・問2.400字世界遺産条約説明
・問3.テーマ1200字論述
合格率:直近は40%台後半

1級との違いは以下の通り。

①試験時間
2時間休憩なしの試験。かなりの体力も要される 

②試験形式
論述のため、1級のようにわからなかったら4択だ!とはならない 

③模範解答・解答例がない
過去問は公式サイトに直近分、ネットを探せば15回分ほど見つかりますが、論述試験のためか模範解答はありません。

④公式テキストがない
1級までは大事典があります。しかし、マイスターは公式テキストはありません。1級に合格したはいいものの、マイスターを目指すにあたって何に取り組めばいいのか路頭に迷う人も出てきます😅(過去の自分)

⑤受検人数が明らかに少ない
最新第54回の世界遺産検定1級受検者は1117人。それに対して、マイスター受検者は79人。全国3ヵ所開催&また上記を理由に、中々踏み出せる方もすくないかもしれません…!

2.問1:50字用語説明問題のコツ

では、まずは問1の50字用語説明問題からいきましょう!

🏰用意するもの🏯
①世界遺産大事典上巻
②ランダム出題対策が可能な単語帳orスマホの単語アプリ


まずは、用語問題で問われそうなワードをピックアップ!前から順に、「世界遺産」「顕著な普遍的価値」「世界遺産条約」など…。

バーっとメモに残すところから始めました!

次に、各ワード50字以内で説明するための文言を考えます。他の人がアップしているものを使うのもアリですが、まず自分で試行錯誤して組んでみて、そこから他の人のと見比べながら訂正していく形の方が頭に入っていくと思います。とにかくマイスターは自ら試行錯誤する力が問われると思います。それは問3に限ったことではありません。

おすすめは、文字数がすぐにわかる「Word」などと向き合いながらやること。文字数を数える時間を短縮できます。

完成したら、早速ぐるぐる回していきましょう!

机に向かえるならノートに書くことをお勧めします!本番は手書きです📝
答えを確認、誤りを丁寧に直します。

自分はアプリを活用し、慣れてきたら「ランダム出題」をして練習をしました。紙媒体でも単語帳などで可能です📘

問1は10分で突破していきたいですね!後半戦では過去問演習を積みましょう。

問1対策について、以下にまとめます!
①大事典上巻からワードをピックアップ
②大事典を参考に答の作成
③まずは順番に繰り返し書いて練習
④慣れてきたらランダムで繰り返す
⑤直前期は過去問で10分測ってチェック

3. 問2:世界遺産条約400字記述の落とし穴と正攻法

🏰用意するもの🏯
①世界遺産大事典上巻
②世界遺産条約(本文)
③マイスター過去問(26〜52回)

世界遺産条約は文部科学省から出しています!

落とし穴」と称したのには、問1.2の突破率に理由があります。

例えば第50回の講評にはこのような記述が。

「今回、前半の 1 と 2 で認定基準の 6 点以上である受検者が出席者の 73.5%おり、例年以 上に高かった。

裏を返せば、例年は問1・問2で70%弱の人しか通っていないと言えます。その中でも、問1は強いていうなら暗記感強めです。そうなると、問2の世界遺産条約400字記述対策の完成度で、明暗が分かれる落とし穴になりうるのではないでしょうか。

直近4回の受検者平均が78名、合格者平均が37人ですが、この78名のうちの約30%は問1・2が通らないことになります。23名の方がここで落ちてしまうと考えると中々な数字ですよね。

ウラのウラを返しまくれば、問1.2を通った55名の中で、37人が合格しているといえます。そうすると、問3の1200字論述は、55名中上位4割ではなく、上位67%、つまり上位2/3の論文に入り込めば合格の見込みはあるということになります_φ(・_・

確率論の話ばかりでう〜んという感じですよね😅でも革新的な発見だと思うんです。あまり問3のみに偏りすぎる対策も危険ですから…。

3割が問1・2で落ちてしまうと考えると、簡単に「暗記さえすれば大丈夫」の一言では済まされないかもしれません。どうしても重要な問3に比重を置きたいところですが、問2こそ、中関門だと自分は思います📝!(第48回で落ちた時、問1・2も落ちていたのですが、きちんと埋めたつもりだったので何が落ちていたかさっぱりわかりませんでした😅)

さて、問2の重要性をアツく語ったところで対策に入ります🔥

まずは過去問を手元に置きましょう。ネットに上がっている第26〜52回すべてです。置きましたか…?

次に、過去にどのような言葉が出ているか書き出しましょう。メモ書き程度で構いません。自分は14回56ワード、頻出度も含めてメモ書きを残しました!↓

研究資料です。14回中最も出題されたのは
8回出題の「教育・広報活動」でした。🤔

正直ここまでやらなくていいと思います。しかし自分にとっては、どのような傾向になっているか知ろうとする主体的な取り組みが対策の「やる気トリガー」になることも多々ありました。このデータの詳細は後日Twitter「まっちゃけるん(@MatchaCologne)」or「教材茶室(@sekakenarchives)」でもアップしようと思います。

次に大事典と時々世界遺産条約本文を活用しながら、各ワード100字記述を作ります。ここで最も注意すべきなのは、「ただまとめるだけではなく、過去問の短評を参考にしながらまとめる」ということ。この短評は、検定本がないマイスターにおいて貴重な情報源となります。

かなり辛めの評価も多いです😅

これについても後日全14回の過去問短評に対応・応用させた全18ワードの教材を販売する予定です。もし興味があればそちらも参照してみてください!

とにかくアカデミーの短評とズレたこと、世界遺産条約とズレたことを書くと非常に危険です。👻この2つはよくよく参照しながら解答を作り上げていきましょう!

まずここまで仕上げましょう。これ以降は100字記述がある程度まとまってきたことを前提として、より発展的な話を含みます⤴︎

今回含む過去15回で出題されたワードは18。自分は400字論述をもっと書きやすくするために、【背景】【内容】【意義】に振り分け、【背景→内容→意義】の順で書くように意識しました。

問2は4つのキーワードが出てきますが、これらを「順番に使う」義務はありません。むしろ、世界遺産条約の意図に沿って組み替えながら使えるか問いてる説まであります。

最初は採択された【背景】を語り、次に具体的な【内容】、そして最後に大事典p16.17にあるような【意義】について語り締める。これが自分が思う問2の最適解です。(ただこれはあくまで個人の考えであり、他の書き方があってももちろんいいと思います!)

問2対策について、以下にまとめます!
① 過去に出たキーワードの書き出し(メモ程度)
②大事典と世界遺産条約を参考にしながら100字程度の説明作り
※その際過去問の短評を大いに参照すること!

③[発展] 【背景→内容→意義】の順で400字練習(制限時間は20分で!)

夢への第一歩です🏰!

さて、いろいろ学習法とデータを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。自分自身、本当に苦しみながらマイスターになんとか合格できました。後半戦も大変ですが、なるべく逐一丁寧に解説する予定ですので、よろしくお願いします!

ではまた、後編でお会いしましましょう🍵

まっちゃけるん

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