ブックレビューその2

今回、読んだ本は「0秒で動け」です。

自分のためになった、腑に落ちる本でした。
今後に活かしていきたいと思います。

【本書の概要】
●データ・情報ばかり集めて、「いつまでも動けない人」
●急に振られても、意見言えず、「自分の存在感を出せない人」
 「他人が気になって動けない人」
がすぐ動くためのコツを教えてくれる本です。

本書では、「動く」ためという「アクション」のために、
「スキル」と「マインド」が必要と述べてます
●「スキル」とはコミュニケーションや論理的思考といった、
 行動に移すためのスキル。
●「マインド」は志、情熱、想いといった行動にうつすための精神的な部分。
 
これらを鍛えるための方法について書いた本です。

【著者】
伊藤洋一さんという方。
この方は、Yahooアカデミアの学長であり。自分でも社長をしている。
と、経歴見ただけでとても凄い方だと思いました。

ただ過去には、色々と失敗をし、
うまくいってなかった時期もあり、その頃の事も本で
経験談として書いており、この本で言っていることに、
より共感持てました。

【自分の参考になった部分】
●「頭出しの結論を出す」
まずは動くための「頭出しの結論=(たたきの結論)」
を出して動く。というものです。
最終的な結論はすぐ出るもんではないので、
とりあえず、たたきの方向性を示して動く、
そして必要に応じて修正していく、というものでした。

自分も、よく「たたき台の資料」を準備して、
仕事を進めることがあります。
問題解決の時も、問題の原因を仮に立てておいて、
その原因であっているか、検証しながら、問題の原因を追究していきます。

100%の資料、真の問題解決は、頭で考えていても出てきません。
まずは、動いてみて、修正していく。
確かにそう進めているなと思いました。

●動くための最終的な原動力は、自分の「軸」、「志」。
 これが瞬間的に自信を持って動くための原動力となる。

これもなるほどと思いました。
動くための結論はある程度はデータや論理的思考に基づいて、
決められるが、最終的な判断は「自分がどうしたいか」
だと思います。

それがないと、と多くの場合は上司の判断基準、上司に言われるままに
なってしまいます。それだと自分は思考停止している状態、
自分から動くことはできません。

その対策の1つとして、
本書では、"自分に軸がない時は「仮置きをする」"
と述べています。

作者は自分の軸を作るために、
当時勤めいた会社の会長の頭の中を「パクる」ことをしたそうです。
「会長はこの時、どう考えるだろう」「会長はどうふるまうだろう」
と考え、その通りにしていったそうです。

これもなるほとど思いました。最初は確かに軸と言われても、良くわからないですが、こうやって模倣していくと、段々と判断基準、軸がわかってきそうだと思いました。よい手法だと思いました。
自分もやってみようかと思います。

●一番衝撃を受けたのは、
第1章の最後にまとめてあった「動ける人は何が違うか」の部分。
「動けない人」「動ける人」の状態、メカニズムが非常にわかりやすくまとめて書いてありました。

文章だけで簡単に言うと、。
-動くには、「結論」が必要。(たたきの結論でも良い)

-結論出すには仮説が必要
  ⇒仮説を生む習慣が必要
  (様々なことに対する仮説をたてるため、
   軸(Vision)、妄想、好奇心が必要)

-仮説を正しいと決める判断力が必要
 ⇒仮説を「結論⇔根拠」と構造化するスキル
  ※自分の中で腹落ちできるストーリ作り、
   他人に説明できるロジック作り)
   と
  ※根拠から結論に向かう自分のベクトル(意思)の強さ

でした。

今まで、もやっと頭の中で考えていたことが、
わかりやすく載せてあり、非常に腑に落ちました。

動くためには、スキル、というより、軸、Vision、妄想、好奇心
といったマインドが重要と感じました。

ということは、
動くために大切なことは
「自分の中に好奇心、軸、持つ」
「自分の好きなことをする」
「自分のVision、理念にあったことをする」
というのが、うまくいく秘訣なんだと思います。

あとは、
「人の考え方、行動、判断を真似してみること」
もうまく行く秘訣だと思いました。

自分にとって大変参考になる本でした。
自宅勤務が多い、ちょうどいい機会なので、
自分を見つめなおして、実践していこうと思います。

ではでは


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