仕事できる機械系エンジニアのタイプ

仕事ができる機械系エンジニアでってどんな人だろうと、
と、折に触れて考えます。

自分もそれに近づけるように日々頑張っています。

今まで色んな人に会ってきましたが、
技術職の中で仕事できる人、スゴイ!って人は、
2つのタイプに分かれます。
よく言うジェネラリストタイプとスぺシャリストタイプです。

一つ目が、
●総合的な力がある人(ジェネラリスト)
自分の専門性もモチロン高いですが、それ以上に
自分の専門外のことでも理解、判断が速く、適切な人。
問題発見、解決に対するアプローチの型?を理解していて、
おそらく自分の専門性を元に、他の案件、問題に対しても応用できる人、
物事の本質を見極めることができる人。なのだと思います。

自分の専門外であっても、
「要は、、、こういうことか、じゃーこう進めよう」
言って進めれる人。

経営者とか、偉くなる人は大抵こうだと思います。

過去自分の上司がそうでした。他部署から移動してきて、まだその担当製品のことをあまり知らない中でも、適切に問題点、改善点を判断して進めていました。「なんでこの人、この製品のこと知らないのに、こんなに適切に判断できるだろうか??」と思ってました。

様々な本で、仕事ができる人と言われてる人達です。
ロジカルシンキングとか、MECEとかできている人なのだと思います。

この人たちの特徴は、
1.とにかく頭がいい、人としてできてる。
しゃべってても人間的にできてる人が多いです。そして頭の良さを感じます。生徒会長とか、キャプテンとかやってた人です。


2.知識が幅広い。雑学も含め、なんでも知ってる。
日々のニュースにも詳しくて、多くの分野に精通している人が多いです。

3.説明・言語化がむくちゃくちゃ上手
なんで、こんなに上手に説明できるのだろう、この人の話は理解しやすいのだろう、と思うぐらい、要点を簡潔にわかりやすく話してくれます。


二つ目が
●とにかく自分の専門性が高い人(スペシャリスト)
技術職なら、どの会社、どの部署にも一人がいると思います。
デーゼルエンジンの神様、クルマの神様、油圧回路の神様、ごみ処理施設の神様、工具の神様、といった具合に、専門分野にくわしくて、
「この人が聞けば技術的課題はほぼわかる。この人がOKと言えば、技術的には何の問題もなく進める」
という人です。

神様まで行かなくても、
現物見れば、図面見れば、現場見れば、良い点、改善見つけれくれる人。
「現場で具体的な改善点を提案してくれる人」です


この人たちの特徴は、、

1.とにかくその自分の専門のことが好き。クルマ好き、バイク好き、機械好き、工具好き、エンジン好きで、仕事、プライベート関わらず、そのことをずっと考えてる人です。

2.説明、言語化がある程度うまい。
仕事できる人となるとやはり、他者への説明、言語化がある程度うまいです。。(ジェネラリストの人ほどではないですが)
 
3.ビジネスの感覚もある
 半分趣味みたいに仕事を進めることがありますが、日程やその組織の現状を考え、絶対に達成しなくて行けない要素と、ある程度許容できる要素を見極めてる人です。


基本的に技術職の人間は、
この2つに分けれると思います。ただ、ばっちり分かれる訳ではなく、
Aさんはジェネラリストの要素が80%、でスペシャリストの要素が20%。
Bさんはスペシャリスト65%とジェネラリスト35%みたいにグラデーション
で分かれていると思います。


ただ、両方タイプで仕事できる人に共通していることは、
●説明、言語化できる。
説明がウマい人。他者と関わりながら仕事をする限り、ここは避けられないです。

●「自分は◎◎をしたいと」という意思がある。
どんだけ専門性があっても、どれだけ論理的思考、問題解決のアプローチ手法がうまくても、それだけで話しをつけれる完璧な状況、というのは絶対ないです。
どっかに論理的に微妙な所があったり、どうしても技術的に不明確な所は残ります。
そんな状況でも自分が進めたい、達成したい成果があり、そこに向かって仕事を突き進めていく意思(度胸)を、仕事をできる人はみんな持ってました。


どっちのタイプが良いなんてのも言い切れません。組織には両方必要です。
両方持ってる人が一番なのは間違いないですが、そんなことは容易ではないです。
ただ、偉くなれるのはマネージャータイプ。逆にスペシャリストタイプは偉くなりずらいと思います。

ただ、自分の好みがスペシャリストタイプです。
やはり専門性がある人の方が技術者として、カッコいいと思っています。
あと他にも理由があるのですが、それはまた別の機会に。

ではでは。








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