生技になって2年

生産技術として働き始めて、2年が経ちました。
まだまだ、分からないことだらけですが、、楽しんでいます。

設計と生産技術で比較して思うのは、、

●設計の方が検討(考える)時間が長い。

研究開発⇒設計⇒生産技術
と上流工程から下流工程にいくほど、製造現場に近くなるほど、 
検討(考える)時間が短くなります。
考えるよりもまず決断して動く。

-研究開発は新しい製品、機能の開発
-設計は研究結果を基に商品の形状決定
-生産技術はその形状を基に製造工程の決定

なので、1つの図面を書くまでにかける時間が異なります。
設計ではボルト1本にも膨大な検討と図面化に時間を掛けますが、

生産技術ではそれよりも決断のスピードが速いです。
決断⇒トライ⇒修正の繰り返しが多いです。

なので、設計の時は1つの変更に膨大な検討と会議と調整が入りましたが、
生産技術では「まず実行」といったことが多いです。

そこが個人的には面白いです。
(モチロン検討時間短すぎるのはダメですが)


●生産技術は設計よりも現場にいる時間が長い。
 工場で工程を設計する分、現場にいる時間が長いです。
設計の方はPCに向かっている時間が長く、
実際のモノに振れるという機会が少ないです。

なのでここも設計と比べて面白い点です

●生産技術の方が図面での自由度が高い。
設計は製品(exエンジン)の図面
生産技術はエンジン製造のための治具の図面
を準備します。

量産品の場合
製品(エンジン)の方が毎日1000個作るので、
エンジンの形状は量産性を考えて設計する必要があるので、
多くの制約が出てきます。なので、形状を中々自由に決めれないことがあります。

生産技術の場合は治具の設計。
治具は毎日1000個作るわけではないので、
制約はエンジンに比べれば少ないです。
なので、比較的、自由に形状を決めれる。

というのが面白いと思います。



2年たって、ようやくわかってきましたが。。ここからが本番です。

今後は
●生産技術の仕事の流れ(詳細)をわかる
今、生産技術の全体の概要の流れはわかってきました。
ただ、まだまだ詳細は、ポイント、ポイントの部分しかわかってません。
今後はもっとこの部分も理解していきたいところです。

●もっと工程をわかる
設計ではエンジン内部品の1つ1つの形状、
というか1つ1つ寸法に深い意味あるように、
製造工程でも一つ一つ意味があります。
設備仕様、工具、治具などにちゃんと技術者の意図あります。
ここをわかっていきたいです。

●工場の状況をわかる
まだ、工場の全体の状況をわかってないません。
ここをわかっていないので、将来の工程設計案というのが見えてきません。
工場状況を把握して、将来の工程設計を考えるようになりたいです。


いかに安く、早く、正確に、安全に、ミスなく造れる製造設備ラインを準備できるか、、だと思います。これができるようなるように、、ここからが本番です。

ではでは。


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