エロマンガ島からの手紙

dear ゼロ年代

または

バグダードの爆心地から約8262km離れた
6畳半アパートで首括った戦友(とも)へ
東京はエロマンガ島よりもエロマンガ島だ
そのくせロビンソンクルーソー島よりも
人々は孤独だ
AM23時頃に泥酔した窓際課長の
頭のQRコードからwww.で世界へ
もし君がいうように人生が山手線なら
何処で降りたって大して変わらないね
実家は怒りの葡萄らしいが
こっちは怒りのファンタグレープ
若者はセンチメンタルをトルコアイス風に
やたらとこねくり回しているし、、、
いやそれは大人も変わらないか。
とりあえずこっちはぐるぐる回っている
ときどきゆれるし、
地動説を信じたくもなる
そういえば今日、
かつてモノノ怪だったものは皆
今はポケモンに変化したのだと
ポスト柳田國男モドキの遍在説をみつけたよ
いかにも狂うジパングって感じだ
ザッとぼくらのオカシイ生活は
こんな感じ
ここでは常に死はみられるのに
死を見出すには遠すぎる
脳内麻薬のインフラが、
人々を壊しているんだらうきっとぼくも
そしてときどき闇鍋のアクの部分が
金閣寺を燃やしたがっているのを感じる
ぼくはなるべくイーブイのままでいたい
その為に古今東西のポケモンマスターに習って、黙って本を読み続けるのだ果てるまで