2021/03/02; 来たる快い日々のために

先週末、実家に帰った。実家で流れる時間は、1人で過ごす時間とはまるで違うものだった。

まず、実家には猫がいる。うちの猫は怠惰だから、何するでもなく歩き回っているか、寝ているかのどっちかだ。だが、そこに癒しはある。猫は、仕事や自分磨きみたいなよく分からんものに追われる自分を忘れさせてくれるのだ。人間よ、何をそんなに生き急ぐのか...そう言われている気がした。

そして、すぐそばに信頼する人がいるという安心感はすごい。言葉を発すれば返事が来るし、鼻歌だっていつでも歌える。心から自分が肯定されている気がした。1人暮らしをしていると、自分を肯定することを忘れてしまいがちだ。人が内省する時は、大抵の場合、自分への評価は厳しいものだろう。そんな時は実家に帰ってみるとよいのかもしれない。

今回の帰省は、家族との再会や姉の結婚式など、自分の家族観を少なからず変えたものになった。いつか自分が家庭を築く日のため、忘れないようここに記しておくことにする。

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