2020/06/07; 映画「メメント」を見ました

映画「メメント」を視聴しました。この記事にはネタバレが含まれるかもしれないので、見たくない人は見ないで下さい。


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見終わった直後、正直何が結末なのか分かりませんでした。というのも物語の初めから時系列順に辿るシーンと、物語の終わりから時系列の逆順に辿るシーンが交互に現れ、それらがある点でぶつかって映画が終わる、という構成だからです。見終わった後にインターネットで解説を読んで、ようやく理解できました。

端的に主観的な感想を述べると、「こういう映画もあると知ることができて良かった。確かに面白いけど、俺はあんまり好きじゃないかも...。」というものです。以下にその理由を挙げていきます。

1. 自分の好み
この映画の特徴は、その斬新な構成によって視聴者に物語を推理させることです。作中で全ての真実を教えてはくれず、「ヒントを出すからみんな考えてくれ」というクイズみたいなスタンスです。僕はそれがあまり好きではないのかもしれません。どちらかというとストーリーが二の次にされているような気がして、あまり感情移入できませんでした。

2. 自分の理解力不足
僕がもっと物語の理解に長けており、「今のシーンはこういうことなんじゃないか?」とか「コイツは嘘を言ってるんじゃないか?」などと予想を立てられればもっと楽しめたと思います。しかし僕はそういうのが得意でないので、いまいち楽しみきることができませんでした。
それは甘えだろ、とか、もっと推理力を身につけるべきだ、とか皆さん思うでしょうけど、僕もそう思います。ただ「もっと推理力を身につけてこういう映画を楽しめるようになりたいぞ!」という意欲はどうも湧いてこないのです。

1と2はほぼ同じことを言ってますね。僕は、物語を見ながら推理をする能動的な見方よりも、ストーリーを享受するという受動的な見方が好きなんでしょう。自分の映画の好みが分かってよかったです。

何か映画を否定してしまったようで申し訳ないですが、斬新な構成で素晴らしい映画だったことは間違いありません。ミステリーや脱出ゲームが好きな人はハマると思います。

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