2020/08/23; 山登り日記!

山に登った。本宮山という愛知県にある山だ。
789 mの山で、そんなに高くないからまぁ楽勝だろうと踏んでいたが、山をなめてはいかんと思い知らされることとなった。

登り始め。豊川市の長山駅から出発。30分ほど歩くと、本宮山やその他ハイキングコースの案内をしてくれる「ウォーキングセンター」に到着した。地図をもらって友人と話していると、受付のおばちゃんが色々解説してくれた。「このコースが1番だから」とか「足が悪いお年寄りはこっちの道を通るよ」とか。話の長いおばちゃんに見送られていざ出発。

序盤。楽勝かなと思いつつ鼻歌まじりに歩を進める。すれ違う人には1人漏らさず挨拶した。何で山ではみんな挨拶すんだろ?そんな話をしながらどんどん進む。

中腹。ある地点を境に、突然急な斜面が登場した。膝を腰まで上げて階段を登っていく。ペースは落ちたがまだ楽勝。若いから。「友達の父親は、ある山の山小屋でたまたま出会った人と結婚したらしい」そんな話に、山小屋という極限環境でナンパできるのスゴイな、という感想を抱いた。会話しながら馬の背岩という巨大な岩を越える。この山、思ったよりきつくね?

頂上付近。湧水で口や手をすすいで再出発。見知らぬおっさんが、ここからがきつい、ここで引き返した方が楽、と話していた。上を見ると、確かに急峻な斜面や岩山が控えている。しかしここで引き返すわけもなく、足を踏み出す。
足首がだいぶ痛くなってきた。もう足を上げるのがきつい。グリーンダカラももうない。思った以上にきついな!
疲れると下ばかり見てしまうが、ふと上を見るとやけに開けた場所が見えた。あれ頂上じゃね?

でかい鳥居をくぐると、神社があった。どうやら頂上はまだ先らしいが、もうすぐ近くなのは間違いない。県道をまたぎ、車で来れるんかい!とこぼしながら、なお歩く、登る。やがて見晴らしの良い広場にたどり着いた。石を積んで作った小さい山に「本宮山頂」と書いてある。お!頂上じゃん、登り切った〜!芝生の上に座って、お祝いのプリッツを食べた。座ると、足が楽だ。そんな当たり前のことに気づく。

山頂からは、麓の町や三河湾がぼんやり見えた。曇っていてあまり遠くまでは見えなかったが、人間と自然の営みを並べて見るのには十分だった。昔は森だっただろうけど、よくここまで町を作ったなぁ...。
風が吹くと涼しい。山頂、めちゃめちゃ心地いいじゃん。

そして下山。登りよりもテンポ良く下りる。少し膝が痛い。日光の浴びすぎで頭もちょっと痛い。登っているときとは景色が違って見えた。「あれ、こんなとこ通ったっけ?」「通ったよ」というやり取りを何度もしてしまった。

帰りの電車に乗ったのが15:30ぐらい。乗ってすぐに天気が急変し、大雨が降ってきた。何と雷も鳴り出した。もう少し登るのが遅かったら、雷に打たれて死んでいたかもしれない...。被害は何もなかったが、山の怖さを改めて知ることとなった。

高さが低いから楽勝だろうとたかを括っていたが、思いの外筋肉は悲鳴を上げたし、天気が急変する怖さもあった。やっぱり、どんな山でも「楽勝」なんてないんだな...。みんなも山を登るときは最新の注意を払って行ってね!

(追伸) 今回の後悔から学ぶこと
1. 食糧を持って行こう!
昼時に食べるものなくて、餓死するかと思った。山頂でおにぎり食べたかった。
2. 着替えも必須!
汗だくになるので着替えは必須。何で俺は持って行かなかったんだろう...。
3. 14時には下山しよう!
これは経験豊富な親から聞いたことだが、午後は天気が本当に変わりやすいので危険。その助言に従って、今回14時ごろに下山できるように登り始めて本当によかった。

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