2022/07/24; その後、寿司を食べた

先日、所属しているバンドサークルのライブがあった。僕にとっては、初めて人前でギターを弾く場だった。この時を楽しみにしてこれまで練習してきたわけだが、僕の演奏はというと、惨憺たる出来だった。悔しい〜。

他のバンドは (上から目線で心苦しいけれど) とても上手くて、社会人バンドってこんなにレベル高いんだと感心した。超絶技巧のギターソロを弾きこなす姿や、胸に手を当てて一生懸命歌う姿は、上から下まで全部かっこいい。正直住む世界が違うなと思ったけど、普段は彼らも僕と同じような生活をしているんだよな…。いつかあんな風になれるんだろうか。なれたらいいなぁ〜。

世界が違うといえば、当日のライブハウスは、明らかに普段とは違う世界だった。僕が普段関わるコミュニティでは、「バンドやってるんですよ」と言うと驚かれる。まるでバンドやってることがものすごい珍しいことかのように思ってしまうくらい。
けどライブハウスでは、その場にいる人がみんなバンドをやっているから、好きなバンドの話や演奏機材の話なんかが、同時多発的に起こる。その場で初めて、バンドが趣味の人っていっぱいいるんだ、と実感した。こういうことって、当たり前だけど見えなくなりがちなことだよな。よく複数のコミュニティに属せと言われるけど、知らず知らずに狭まった視野を広げなさいという意味なのかもしれない。

全演奏が終わり、ライブハウスを後にした。演奏もしたし1日中立ちっぱなしだったからもうくたくただった。顔を上げると、線路の向こうは茜・紫・青のグラデーションで、とてもきれいに見えた。演奏は悲惨だったのに、きれいな景色をしていやがる。結果はともかく、ここからスタートだという期待がそう見せたのかもしれない。いつか受ける喝采を夢見て。

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