2020/08/20; インタビュー

インタビューってあるじゃないですか。あれ、スゴくないですか?

ーー何故ですか?

ある人から情報を聞き出す。聞き出すというか、掘り下げるっていうんですかね。質問の仕方によっては話が脱線したり、全然どうでもいいこととか聞いちゃうこともあるわけじゃないですか。その中で的確に質問をして、情報を開示してもらうって、スゴいことですよ。

ーーインタビューがすごいというより、インタビューの時にいい質問をする人がスゴい、ということ?

あぁ、そうですそうです。おっしゃる通りです。

ーーいい質問とはどういうものですか?

例えば、めちゃめちゃ寡黙な人にインタビューすることになったとします。じゃあめちゃめちゃ口下手なスポーツ選手を想像してください。その選手が試合に勝って、インタビューしに行きます。その時どういう質問しますか?ってことです。

ーーその選手の本音とか気持ちをどうやって上手く聞き出すか、ということですね。

そうです!相手がどんなに寡黙だったとしても、上手く話してもらえるような質問がいい質問ってことですね。あと、寡黙な人じゃなくても、インタビューを終えた後に、インタビュー受けた人が「もっとこういう話をしたかったな」とか「あの質問は何を聞きたかったんだろう」とか思ったりしないようなインタビューがいいインタビューってことになるんですかね。

ーーいい質問がいいインタビューにつながると。

そうですね。いいインタビューができるっていうのは、いいコミュニケーションができるってことだと思います。インタビューの力、つまりいい質問ができる力を磨けば、コミュニケーション能力も自然と上がるんじゃないかな、と思いますね。僕もこれからはインタビューの練習?というか、どう聞いたら相手が答えやすいかなーとか、相手が求めてるのはどんな質問かなーとか考えながら生きていきたいです。

ーー相手本位なんですね。

そうなんですよ!まさにそれが僕の言いたかったことで。
言ったらインタビュアーって主役じゃないじゃないですか。主役はインタビュー受けてる人なわけですから。主役に語らせないとしょうがないわけですよ。
いいインタビュアーは、相手に語らせることができる。つまり、めちゃめちゃな聞き上手ってことなんですよね。そりゃコミュニケーションも上手いはずですよ。

ーーありがとうございました。

—————

なぜこんな文章を書いたか。次の記事を読んでみてほしい。

このインタビューを読んで、インタビュアーの真髄を見た気がした。今読み返すと、インタビュアーは相手の言ったことを咀嚼し、繰り返しているだけな気もする。けど、それが難しいんだよなぁ。気を抜くと自分が主役になろうとして、自論とか語っちゃうし。聞き上手の人、コツ教えて。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?