2021/02/12; そんな人生、アリじゃない?

さて、宝くじの継続購入というものを始めてみることにした。次のツイートを見て、面白いなと思ったからだ。


俺が宝くじの存在を知ったのは小学生くらいの頃だろうか。父親が年末ジャンボを買ってきた日だった。抽選やら懸賞やらが大好きだった俺は、「1億円」という言葉に心を奪われた。1,000円が大金に見える子供にとって、億という数字の持つ可能性や途轍もなさは、有り得ない、信じがたいものだった。翌年から、母親に「年末ジャンボ買いに行こう!」とせがむようになったのは言うまでもない。

母親は厳しかった。それもそうだ。宝くじを推奨する親なんて、なかなかいないだろう。結局俺が宝くじ売り場にありつけたのは、母親の機嫌がたまたま良かった日、ただの1回きりだった。

母親は、今はなき地元のJUSCOの宝くじ売り場で、ロト6を一口買ってくれた。こぢんまりとした秘密基地のような売り場、笑顔で抽選券を渡してくれるおばさん、そして抽選券を塗りつぶす高揚感...。「1億円が当たるかもしれない」という期待が、あらゆるものを輝かせた。母親が急かすのを気に留めず、俺は1つずつ時間をかけて数字を塗った。

結果は、言うまでもない。ハズレた。たった1回のロト6だったが、俺の脳みそに宝くじの魅力を植え付けるには十分だった。

そして現在、長らく忘れていた宝くじへの憧憬を先のツイートで思い出した。
宝くじの継続購入なんてあるのかぁ。
週2回抽選で1口200円...毎回1口ずつ買うなら年20,000円ぐらいかぁ。
15年やって、1回でも3等 (30万円) が出れば元が取れるのかぁ.......。

よし、いっちょやってやろう!

そして始めました。1等か2等が当たったら、仕事を辞めて本気でミュージシャン目指そう。受験勉強してた時みたいに1日中勉強して練習して、その果てに俺はどんなものを作れるのか、確かめてみたい。

そんな人生、アリじゃない?

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