2020/10/07; 美しい世界
昨日、地下鉄を降りて出口の階段を登ると、中学生くらいの女の子が出口の前で佇んでたんだよな。プードル連れてたから散歩してたと思うんだけど。
その女の子、何をするわけでもなく階段から上がってくる人を眺めてるわけ。プードルも女の子の傍らで、行儀よく座って一緒に人波を眺めてんだよね。
お父さんが帰ってくるの待ってんのかなんだか分からんけど、その光景がただただ美しくってさぁ。なんかテンション上がったよね。上がらざるを得なかった。
その時俺のイヤホンから流れてた音楽がさぁ、本っ当にたまたまなんだけど、愉快なダンスナンバーで。もう足取りが軽いのなんの。そのまま踊れたわ、あんときは。仕事で結構疲れてたんだけど、そんなん一瞬で忘れたよね。美しすぎて。
お父さんすぐ来るんかな〜と思って、信号待ってる間にちょっと見守ってたんだけど。もう涙流す準備もして待ってたんだけど、お父さん現れる前に信号青になっちゃって。これ残念。一人涙堪えて帰ったよね。いやもう流れてたかも、涙。
そういう話。現実にもあんだね、こんなこと。ちょっと世界を見る目変わったもんなぁ、昨日から。この世もまだまだ捨てたもんじゃないって、そういうことかもね。なぁ。
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