2021/05/03; 処分するということ

ふと思い立ち、箪笥の中身を整理することにした。もう着なくなった服や、ゴワゴワになったハンカチなんかを袋に詰める。そう、処分するのだ。彼らは文句1つ言うことなく、しおらしく袋に収まっていく。自分の運命を悟っているのか...。数年に1度必ず訪れるこの瞬間が、僕はたまらなく嫌いだ。

中でも、ハンカチを処分するのは本当に心が痛む。貰ったものが多いし、どれも可愛らしいデザインばかりだからだ。長く苦楽を共にした証である毛羽立ちを見ると、余計に愛おしくなる。できることなら僕が死んだ時に、一緒に棺桶に入れてほしいくらいだ。

今回の処分にあたり、これまで僕と共に過ごしてくれた衣服たちに感謝を述べたいなと思った。処分する衣服が詰まった袋に向かってありがとうと述べればよいのだが、何か形として残したかった。そこでこのnoteに書くことにした。

ZOZOTOWNで悩んで買った服、後輩がいいですねと言ってくれた服、友達と買いに行った服、母親がくれたハンカチ、その他諸々、ここ数年間ありがとう!みんな記憶に残ってるよ!リサイクルされたらまた会おうね!!

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