2020/08/14; 3本立て

昨日のことだ。会社で作業をしていると、物が水の入った容器の中に落ちてしまった。突然のことだったので、ワッと小さな声をあげてしまった。その刹那、「どうした。大丈夫?」と近くにいた先輩の声が聞こえてきた。落ちるって知ってたんかと思うぐらい素早い反応だった。

その時は考える間も無く「大丈夫です。大したことじゃありません」と返してしまったが、後々考えてみたらすごいことだ。大したできことではなくても、すぐに声をかけてくれたことで、俺は少なからず安心した。あぁ、気にかけてくれてるんだなぁと。自分の仕事をしながらも、周囲のことに気を配っている。こんな先輩に俺もなりたいなぁ、と思った。

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今日は生まれて初めての有給休暇を取り、生まれて初めてアニメイトに行った。ご存知の通り「匿名ラジオ」の4周年記念グッズを買うためである。人混みは避けたかったので、開店時間ぴったりに店に行った。まぁ並ぶことはないだろうと思っていたが、この後に人間の執念を見せつけられることになるとは知る由もない。

店に着くと、ちょうど開店したところだった。既に店内に200人ほどの列ができており、「鬼滅の刃とかのファンかな〜」とか思いながら店内を眺めていた。その時、拡声器を持った店員さんの言葉に俺は耳を疑った。「匿名ラジオグッズの最後部はこちらでーす」え、匿名ラジオってこんなに人気なの?!

最後尾に並び周囲を見ると、既に匿名ラジオのグッズを手にしている人がちらほら見えた。この人たちみんな匿名ラジオのファンなのか?!すご、会話してぇ〜!と思ったけど話しかけたりはしない。俺はクリアファイルとブックカバーを購入した。このお金で美味しいものでも食べてほしい。
レジでは何と15,000円分くらい買っている人もいて、正直恐れおののいた。すげぇわ。

ともかく、匿名ラジオのファンがこんなにいるんだ!というのを知れてよかった。友達にはあんまりいないけど、いるところにはいるんだなぁ。同志よ、いつかまた会おう。

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実家から荷物が届いた。大学の頃の教科書や本などだ。自宅に物が増えたので、収納を整理せざるを得まい。そう思って収納の中の荷物を全部出した。

すると、数年前の旅先のパンフレットやチケット、写真なんかが出てくる出てくる。そう、俺はこういうのを捨てられずに取っておくタイプの人間である。
整理してスペースを作らないといけないが、捨てるには惜しい。というか捨てようなんて気持ちにもならない。そうだ!母親がやっているように、俺もノートに貼りつけて保存しておこう。

そうと決まれば、収納を全部ひっくり返して、この類のもの全部を1度表に出さなければ。床に出てくるのは紙っぺらばかりだが、脳内では思い出がどんどん掘り返される。あぁ、あんなとこに行ったなぁ。あんなことがあったなぁ。やがて脳みそはパンクして、目から涙となってあふれてきた。あれ、あの頃がやたらと恋しいな...。

...これから先、学生の頃より輝かしい時期はあるのだろうか。既に人生のピークを越えた気がしてならない。そう言って何もしないでいると、文字通りどんどん堕落していくんだろうけど。
とりあえず今言うべき言葉はこれだろう。皆さん、素敵な大学生活をありがとうございました。

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