Women’s World Challenge🛷🏒

めいかです☺︎🌻

最近noteの更新が以前に増してのんびりになってきました😅
というのもこの夏は本当にスポーツに明け暮れていて、朝から晩までスポーツ漬けの日々を送っていました！

幸せ満点です😚

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【 Women’s World Challenge 】

◯2022年8月26日〜8月28日
◯開催地:アメリカ,ウィスコンシン州,グリーンベイ
◯スポンサー:citi
◯出場チーム:アメリカ🇺🇸・カナダ🇨🇦・イギリス🇬🇧・ワールドチーム🌎

この夏、アメリカで開催された女子パラアイスホッケーワールドチャレンジ第1回大会に出場しました✨🇺🇸

今日はそのことについてお話ししようと思います❄️

元々は視察という形で行く予定でしたが、パラリンピック協会の方から是非選手で！とお声がけいただき、日本代表としてTeamWorldのメンバーに入れていただきました🌎

・パラアイスホッケーって？
・ワールドチャレンジってどんな大会？？
・日本代表なのに、TeamWorldのメンバー？？？

よく分からないことだらけだと思うので説明していきますね😌

パラアイスホッケーとは🛷🏒？

皆さんはパラアイスホッケーをご存知でしょうか？
以前はアイススレッジホッケーと呼ばれていたそうです。

ルールは健常者のアイスホッケーと（恐らく😅）同じです。
しかし、障がいをもつ私たちパラアスリートはスケート靴を履くのではなくスレッジと呼ばれるソリのようなものに乗ってリンクを滑ります。

スケーティングの時はスティックの上の部分を持ちます。

スティック🏒の長さは短く、先はギザギザとした金属がついています。
この部分を氷に突き刺すようにし押すことで、前に進んだり回転したり、腕を使って氷の上を滑ります。
勿論パックの操作にもスティックを使います。

パック操作の時にはスティックの下の部分に持ち替えます。

あとは健常者のアイスホッケーと同じで、パス、ドリブル、シュート、ボディチェック、さまざまな手段を使いお互い敵陣のゴールを目指してパックを進めます。

ボディチェック！実は健常者の女子アイスホッケーではルール上禁止されているそうですが、女子パラアイスホッケーではありなんです🫣

ボディチェックがあるためパラ競技の中でも激しい競技の一つだと思います。そしてその激しさもまた魅力の一つなんです❤️‍🔥

とにかく激しいぶつかり合い！体幹の勝負！

いかに早く起き上がれるかも大事なポイントです☺︎

ワールドチャレンジってどんな大会❄️？

今大会の正式名称はWomen’sWorldChallengeです。
女子のための世界大会🚺🌎

これは歴史的かつ女子パラアイスホッケー界悲願の大会だったんです。

男子パラアイスホッケーはパラリンピック種目として認定されています。女子選手はプラスワンとしてならパラリンピックに出場可能でした。
と言っても、これまでにパラリンピックに出場した女子選手は世界でたった3人だけ🤔

上記で述べた通りとても激しいスポーツです。私は男子チームに所属していますが、やはりなかなか厳しいと感じるところが多々あります。

少し話が逸れますが…

そもそも女子のパラアスリートはどの競技においても少数です。
昨年の東京パラリンピックで銀メダルを獲得した男子車いすバスケットボール♿️🏀
その競技を知ってる方は多いと思いますが、競技の現実をご存知の方は少ないのではないのでしょうか。

女子車いすバスケチームは全国でたった6チームしかありません。対して男子チームは60チームを超えます。10倍以上😳（JWBF2022年度登録チーム数より）

さて。話を女子パラアイスホッケーに戻しますね❄️
日本の女子のパラアイスホッケー選手は私を含めて5人だそうです。
現役だけれどもなかなか練習が出来ない、或いは趣味の一つとしてされている方がほとんどだそうです。

ちなみに私はまだ日本の女子選手に会ったことがありません。

しかし、世界にはたくさんの女子アスリートがいます🌎！特にアメリカ、カナダには代表選手を選考しなければならない程たくさん！
しかし2チームでは大会として開催できないのです。
世界大会が開催されなければ、実績が足りずパラリンピック正式種目として申請すら出来ません。

その競技が好きで、頑張って練習して、でも陽の目を浴びるのは男子だけ。過去の女子アスリートはきっととても悔しい思いをしてきたのでしょう😔

そんな中、2030年に開催されるパラリンピックで女子パラアイスホッケーも正式種目になるようにと世界大会を開催することになったのです🌟！

ただし、パラリンピック種目になるには手順があります。

1.世界大会（world challenge）を
3回（3年間）行うこと
⏬
2.世界選手権を行うこと
⏬
3.パラリンピック種目に申請が可能
⏬
4.認定されればパラリンピック出場可能

つまりとても気の長い話だということです😅
そして今大会が未来に繋がるとても大切なものだということを少しでも分かっていただけたでしょうか？

今大会は第一回大会です。きっと大会に至るまでには長い歴史があり、長い道のりがあったのでしょう。
それが形となった世界中の女子パラアイスホッケー選手の希望の大会だったんです✨

私はそこに選手として携わることが出来ました。
ただし日本人、いやアジア人選手はたった1人でした。
ここからまた歴史を紡いでいくのは、次は私たちの番なのだと強く思います🎽

ワールドチームって🌎？

リンクの入り口。私はこのロゴマークが大好きです😍

先程述べた通り私は日本代表選手ですが、日本からの選手は私1人です。
そんな風に、選手が足りず自国のチームがつくれないという各国の選手が集って一つのチームが編成されたのがワールドチームです🌎！

7カ国（🇨🇦🇫🇮🇯🇵🇱🇻🇳🇴🇸🇪🇺🇸）13人の選手で構成されていました。
年齢層も幅広く、15歳〜47歳までいました。

前列右から3番目が私です。
オルタネートキャプテン（副キャプテン）を務めました🌟

あれ？アメリカとカナダは自国のチームがあるのでは？と思われた方がいるのではないでしょうか。

彼女たちは今大会において自国の代表にはなれなかった選手です。そして、選手数の足りないTEAM WORLDの一員として試合に出場してくれたのです。🇺🇸🇨🇦

私には細かいことはわかりません。もしかするといろいろな葛藤があったのかもしれません。ただ言えることは彼女達は間違いなくTEAM WORLDのチームメイトであり、彼女達がいなければTEAMWORLDの選手は大会に出場することすらできなかったでしょう。
ありがとうと心を込めて伝えたいです🤍

Thanks my best teammates:)

最後に☺︎🌻

ここまで強く女子パラアスリートにこだわって書いてきましたが本当に大切なのは性別や人種や国を超えてアスリートである全ての人が尊重されることなんです。

ただ今はまだスポーツを区分する時、男子か女子の2択しか選択肢がありません。更にその2択ですらこんなにも大きな格差があるのです。
だからこそ私は女子アスリートとして声をあげます🚺
私たちはここにいるんだ！！と。
スポーツがしたい、試合がしたい、闘いたいんだと！！

最後まで読んでくださりありがとうございました😊

あ！そうだそうだ結果を報告し忘れていました。
TEAM WORLDは第3位🥉
銅メダルを持って帰国しました😆

今大会出場にあたり、準備期間には
所属チーム東海アイスアークスのチームメイト、コーチの皆さんに特訓していただきました。
また、練習場所が無く困っていたところ京都大学アイスホッケー部の皆さんの練習時間にスレッジ用にスペースを作っていただきました。

心の準備もバッチリしてもらいました💟
素敵なネイル、ヘアセット…
頑張れーとプレゼントもいただきました。

本当にありがとうございました！

これからも応援よろしくお願いします✨