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【アルライターコラボ】魅力的なチームワークとは"バランスが取れていること"

チームワークが魅力的なマンガを教えてください、と聞かれたら何と答えるだろうか?

正直具体的な作品名をあげたらキリがない。でも、私が頭の中に思い浮かべた"チームワークが魅力的なマンガ"の共通点といえば「バランスが取れていること」ではないだろうか。

バランスとは何なのか...?その正体についてチームワークとは一見無縁そうに見える『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』で説明していきたい。

*こちらの記事は、作業配信サービス00:00 Studio(ふぉーぜろすたじお)にコラボ機能がリリースされた記念に実施したマンガサイト「アル」のライター・みじんこさんと、オンラインサロン「アル開発室」のメンバー・みやおさんとのコラボ企画です。文末ではみじんこさん、みやおさんの記事も掲載していますのでぜひ最後までご覧ください。

本作の舞台は、将来を期待された優秀な学生たちが集まる秀知院学園。生徒会に所属する会長・白銀御行と副会長・四宮かぐやが繰り広げるラブコメディ作品となっている。

話が前後するが、チームワークというのは「個人では成し遂げることのできない物事をチームの協力によって成し遂げる力のこと」を指す。

まさに生徒会に所属する2人は、学園の問題をチームの協力によって乗り越えていく(はず)なのだからチームワークとは切っても切り離せない立場にあるだろう。

基本的にギャグ展開が多い作品ではあるものの、改めて『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』を読んでいると生徒会メンバーは実にバランスが良いことに気付かされる。

まずは、会長の白銀御行。会長という肩書きに相応しい厳格な性格、成績優秀で優しきリーダーである。けれど、実は優しいというよりもお人好しで傷つきやすい性格をしている。

そんな白銀御行の性格に救われているのは副会長の四宮かぐやだ。

財閥の令嬢である彼女は、何不自由はないけれど人としての心が乏しい環境で育った。それゆえに時には冷たい物言いが目立つ彼女だが、白銀のお人好しとも言える優しさに触れて一般的な社交性を身につけていく。

そして、生徒会のダークホースとも言える存在、書記の藤原千花を忘れてはならない。

可愛らしい見た目とは裏腹に何をしでかすかわからない破天荒なキャラクター。本来はチームワークという言葉とはかけ離れた所にいる存在だと思う。けれど、白銀やかぐやが気まずい空気に陥った時は、彼女の破天荒さによってその空気さえもぶち壊してくる。

そう、この3人は性格も何かもかもが真逆なのだ。完璧ではない、そんな彼ら彼女たちが集まっているからこそ自然にお互いを支え合う。そうして秀知院学園の生徒会はうまく回っているのかもしれない。そしてこれこそが「バランスが取れていること」なのではないだろうか。

本作では、物語が進むごとに、この3人以外も個性豊かな生徒会メンバーが増えていく。

メンバーが増えてもなお、ありとあらゆる面でチームワークを発揮する秀知院学園生徒会にぜひ注目してほしい。

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