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3.11という数字をみると考えてしまう話

『重陽(ちょうよう)』という言葉がある。
一般的?には9月9日の節句のことなんだけど、その由来は陰陽思想からきている。

陰陽思想では、奇数は陽の数字といわれている。
陽は文字通り+(プラス)的な意味合いなので、それが重なるならなんだか良さげだよね。

でも陰陽の思想では、陰も陽もどちらかが強すぎてはいけない、バランスをとること、中庸であることが吉、という考え方である。
そのため、重陽の節句は強くなりすぎた陽の気を払おう、というのが由来であるそうだ。
現在では『陽が重なるのは吉祥』という考え方になっているらしいけどね。

私はこの話を聞いたときに、ああ、だからか、と納得したことがある。

先日10年目を迎えた、東日本大震災。
まるで映画のワンシーンのように見えた、アメリカ同時多発テロ。
倒れた高速道路がとても印象に残っている、阪神淡路大震災。

それぞれ、3月11日、9月11日、1月17日。

奇数の並ぶ、重陽の日なのだ。

そんなことを言うなら、ポッキーかプリッツを買いたくなる『ポッキー&プリッツの日』の11月11日だってそうだと思うでしょう。

出てくる数字を、足してみて欲しい。

3+1+1 = 5、9+1+1 = 11、1+1+7 = 9

足しても奇数なのだ。

11月11日は、全部足すと4。偶数という陰の数字。バランスが取れている。

とてもオカルティックで馬鹿げた話だ。
でもどこか、考えてしまう。

別にこの日付を縁起の悪い日と言いたいわけじゃない。

ただ、なにか、こんなことが起きてしまった理由を、人間の手ではどうしようもない何かに擦りつけたくて、つい考えてしまっている、そんな話だ。

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