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ただただ、楽しいものや作りたいものを作って生きていたい

私の人生の目標がコレなので「作りたいものを作れるデザイナーになりたい」というのが私の理想である。

しかしデザイナーとは、建設者であり、提案者であり、問題を解決する人間だ(と思っている)。
そう考えた時、人生の目標とデザイナーという職業は相反する。それならデザイナーというより、芸術家になった方がいい。

しかし、私はデザイナーでありたい。

というのも、不思議なことに私が欲しいと思ったものは、あまりこの世に存在しない。
どうやら私の好みは大衆的ではないらしいのだ。

だからこそ、私は私のためにデザイナーになりたいのである。
私が直面した問題を、私自身が解決するのだ。

これまでも、自分の好みを追求した洋服ブランドを作ったり、Twitterの検索を便利にするツールを作ったりしてきた。
基本的には、自分があったら面白そうだなと思うものを作ってきた。
技量不足で断念したものや、寝かせているアイデアもまだまだある。だからこそ、作りたいものを作れるチカラを日々のんびりと磨いている。

そうして作りたいものを作っていると、マジョリティーではないが、好みの近いマイノリティーと出会うことがある。
「あなたのようなデザインをする人を探していました」と言ってお仕事を依頼してくれる方も存在したりする。
そう、大衆的でなくても奇特少数の需要はあるのだ。

仕事など、他人のためのデザインは己の人生目標とは少し離れてしまうが、そちらは技術研磨やパズルを解く感覚で楽しめるので、問題はない。新しい出会いや知見を得るきっかけにもなるし。
だからこそ、デザイナーは楽しいのだ。

個人的に、マジョリティーのための大規模なものは、それを得意とする人がすればいいと思っている。
昔、有名にならないと作りたいものは作れないよ、なんて言われたことがあるが、そんなことはないな、とこれまでを振り返って思う。
やりたいならやればいい。
ただ、インターネットは広いから、見つからないだけでいるであろうマイノリティーな同士に見つけてもらうには、有名になる必要は少しあるのかもな、とは思っている。

私は自分と、どこかにいる誰かのためのデザイナーになりたい。

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