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新刊、「リストの魔法」が発売されました

箇条書きのリストを使えば、考え事を言語化し、仕事も目標も明らかにしていける。そんなコンセプトで書いたおそらく本邦初の「リスト」だけについての本「リストの魔法」が発売されました。

本の内容についてはこれまでも何回か書いてきましたし、これからも書いていきますので今日書き留めておこうと思ったのは、本当にいつものことですが、いまの時代に本を売っていくのは大変だという話です。

本なんて、いくらでもある

これに尽きるのですが、本などというものはいくらでもあります。書籍の販売が低迷しているといっても、書店にいけば既刊、新刊がひしめくように置いてあり、それぞれがそれぞれの特色をもって棚から手にとってほしいと叫んでいます。

最近だと本の外側で作り上げた著者のイメージや、有名度に対してレバレッジさせて売っている本がとても多いので、内容よりも売り方、売り方よりも先入観という面もあります。判断がつかないのであれば、知っているものや人を認識する、手が伸びるのは当たり前ですものね。

そこに、私のようなものが一冊の武器を手に乗り込んでゆくのですから、もう気分は棍棒をもったLV1の勇者です。勝算や目算などというものは一つだってありません。

武器も、味方もついている

とまあ、書店巡りをしていると気分がしだいに沈んでくるのですが、それでもツイッターを通して「ここに置いてありましたよ!」「ここで見ました!」という声が届くたびに、心強いものが内側に立ち上がるのを感じます。

先日の出版記念イベントには40人ほどの友人がやってきてくれましたし、弱いかもしれないけれども、戦うための手段がなにもないというわけでもありません。

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私には、こうしたビジネス書を書くときに決めていることがあります。それはあえてリストにするなら、

・読者を見下さない: できる自分とできない読者という構図は避ける
・読者を分断しない: 「あの人たちは愚かだから、あなたのような人はそれに従うな」といったように、 選民感、上下感は避ける
・嘘をつかない: こうすれば必ず成功するといった過剰を避ける
・新しくもないのに「新」「2.0」などとタイトルに書いたり、本当かどうか検証もできない「最強」「最高」「至高」といった言葉を使わない

といった点です。これは、あざとさやインパクトには欠けるかもしれないのですが、本の中身を読んでもらいたいのであって、本のイメージを買ってもらいたいわけではないからです。

これからしばらくは、そうした愚直でしつこい広め方を続けていこうかと思いますので、ここの戦いっぷり、遠目に見ていただければ幸いです。

新刊について興味が湧いたという人には以下のリンクを。

下が紙の単行本で、

以下がKindle版です。

がんばりますね!


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