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Googleのアクティビティページを利用して10年前になにを考えていたかを知る

なんという恐ろしいことを考えるのかと思うわけですが、2020年の年始にVergeの記者がGoogleを使って2010年に自分が考えていたことをトレースするという試みをしていました。

Googleのアクティビティページは10年前の写真や日記がのっているわけではないものの、十分に「自分がなにを考えていたのか」を知ることができる情報の羅列になっています。

やりかたはかんたんで、以下のリンクからGoogleアカウントのアクティビティページを開き、10年前ほどの任意の日付にするだけです。

ここにはたとえば検索ワードや、地図の利用、ウェブページへのアクセスなどといった情報が散発的に記録されています。おそらく、検索した上でクリックすると、ここに記録されるんでしょうね。

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たとえば私は2011年の年末、おそらくドメイン更新のためにムームードメインを検索していたみたいですし、なぜか静岡県への経路を検索しています。

もっと微妙な例になると、おそらくちょっとよこしまな意図で検索したのだろうなというワードもちらほらと見えます。これは...消そう!

でも、まとめて全て消してしまうという気持ちになれないのは、これが私の思考の痕跡で、他のどこにも残っていない「考え」のログだからです。

将来の伝記作家や歴史学者はこうした資料も使って歴史について語るのでしょうか。それともプライバシーの壁を前にして、個人的なことはすべて隠されてゆくようになるのでしょうか。


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