見出し画像

macOSの写真ライブラリを統合・分割して重複も見つけてくれるPowerPhotos

自宅で作業をしている時間が長いので、数年のあいだ懸案となっていた写真の整理をまとめてやっています。

私の環境では、かつて使っていた iPhoto、Aperture の写真ライブラリ、そしてその後使っていた Lightroom、Lightroom CCのライブラリとそのバックアップが乱立していて、どのライブラリにどこまで写真が入っているのか分かりづらいことになっていました。

なかには「移行後に削除」と名前のついたライブラリも複数あるのでやっかいです。そこで、今回はすべてを Apple の写真アプリにまとめてしまい、その後ライブラリを必要に応じて分割しようかと考えています。

そのとき便利なのが PowerPhotos という、$30 のアプリケーションです。

このアプリは既存の「写真」ライブラリを複数登録し、それらを統合したり、ライブラリのなかにある重複写真を探してくれる機能をもっています。この手の写真の悩み事について投稿されている掲示板で必ず名前がでるので気になっていたので、使ってみることにしました。

スクリーンショット 2020-04-17 9.57.02

PowerPhotosはこのような画面になっており、左側のパネルに開いている写真ライブラリが表示されています。

スクリーンショット 2020-04-17 9.57.31

さて、ここに別のライブラリを追加します。たとえば古い iPhotos、Aperture ライブラリならば一度「写真」で開くと以降済みの同じ名前のライブラリが生成されますので、それを対象にします。

スクリーンショット 2020-04-17 9.59.24

次に、ライブラリを統合してみましょう。マージアイコンをクリックして、1 の窓に統合するライブラリ(消す方)を、2 の窓に統合される側(残す方)のライブラリをドラッグして Preview ボタンをクリックします。

スクリーンショット 2020-04-17 10.20.11

しばらくの作業のあと、どれだけの写真が重複しているのかの情報が表示され、どの写真を残すのかが一枚ずつ確認できるようになります。この重複の条件も、ファイルの一致、日付の新旧など、いくつか条件をきめることができます。

スクリーンショット 2020-04-17 10.21.18

最終的にマージを行う前に、ライブラリのバックアップを作ってから統合するのか、そのまま統合するのかが指定できます。私はライブラリの大きさが1TBほどもありますので、バックアップなしで一気にやりました。

スクリーンショット 2020-04-17 11.42.23

最後にこのようなメッセージが表示されて終了です。ライブラリが大きいと作業に何時間かかかりまし、ライブラリが大きい場合には一時的に処理が止まっているように見えることもありますが、私の環境では200-300GBのライブラリを何度も統合しても問題はありませんでした。

スクリーンショット 2020-04-17 13.36.16

既存のライブラリに入っている写真の重複も見つけることができます。これについては、たとえば RAW と JPG が重複している場合は両方残したりしているようですので、もう少しちゃんとするには Gemini のような別のツールでさらに探してみようかと考えています。

最終的なライブラリの大きさが 2TB ほどになりましたが、動作に問題はありません。なかなかやるな...Apple Photo...


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?