見出し画像

ブログ記事の論理空間をつくる

ちょっとマニアックな話題で失礼しますが、先日個人ブログを Hugo に移行したついでに、勢いでより規模も大きい、アクセスも多い  Lifehacking.jp の移行にも着手しました。もう WordPress やめる!

そして、そうした作業をしていて学んだのが、Hugo においては「タグ」や「カテゴリ」は所与のものではないという点です。

もちろん「タグ」と「カテゴリ」を定義して記事を管理することは可能なのですが、それは「タグ」と「カテゴリ」という名前である必要はありませんし、なんならいくらでも好きなだけ語彙を作って整理することが可能なのです。たとえば「ジャンル」「年代」「地域」といったものだって可能です。

また、Hugo 自身に JSON や YAML、TOML でかかれたデータを読ませて、それに基づいて処理をさせることも可能です。

つまりどういうことかというと、ブログの記事をいくらでも好きな論理空間にマッピングして整理することができるということなのですね。

たとえば本を紹介するときに、タグだけでしか整理できないというわけではなく、タグとはべつに「著者」「ジャンル」といった軸を設けることができます。その2つを使えば、異なる2つの軸が重なっているところや、どちらか片方をもっている記事を選び出して列挙することも可能です。

おそらくなのですが、記事自体に一意の ID を設定しておくことによって、互いに相互参照をさせて自前で作る Scrapbox のような真似だってできるはずです。

こうしたことで興奮できる人はそれほどいないかもしれませんが、知識や発信した言葉の整理をゆるやかに変化する論理にマッピングできるかどうかは、10年規模の知的蓄積においてはけっこう大きな問題なのです。

というわけで、こうした仕組みについても探求してみて、実現したものについては解説記事を書いていこうかと思っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?