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校歌を作ってもらったときの話〈未来の学校をつくる5〉

本校の校歌の作詞は歌人の俵万智さん、作曲は現代音楽のヲノサトルさんです。

俵さんもヲノさんもちょうど高校生くらいのお子様がいらして、それまでの子育ての様子を作品やネットで表現されていました。お二人とも生活そのものが人間をつくるという「生活陶冶」の感覚をお持ちだと思いました。

新しい学校をつくるにあたって、体験的な学びの中で生きていくための幅広い力を身に付けることが大切だと考えていたので、お二人の教育の感覚とよく一致していると思ったのです。

そこで、「(俵さんの/ヲノさんの)お子様がいいね!と言っていただけるような校歌を作ってください」と頼みました。

それで出来上がったのが本校の校歌です。
創作の過程を見守ってきたのですが、歌詞には俵さんの短歌作品が織り込まれていますし、メロディーにはヲノさんが作ってきた最新の楽曲が影響を与えています。

完成品を聴いた時には、俵さんの珠玉の言葉とヲノさんの繊細な音が組み合わされて、上質な完成度の高い芸術作品として仕上がったと感じました。

他にない私たちの校歌、皆さんも末永く愛して下さいね。


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