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230811 このごろの思い出と夢



気がつけばもう夏休みである。前回投稿から2ヶ月も空いてしまった。



前回の日記で社会が臭いだのなんだの書いたせいか、6月にコロナ罹患し、嗅覚障害になった。熱も喉の痛みも引いて、あとは消化試合だ〜と油断していたところで嗅覚障害が出て、結構ショックを受けた。わたしは美味しいものを食べることで日々メンタルの平静を保っており、この状況をどうにかしないとまずいと思った結果、無臭チャレンジ(=いろんなものを食べて食レポを記録する)をするに至った。そのうちまとめて投稿しようと思う。
それから1ヶ月半ほど経過して、嗅覚は100%戻り、社会はまた臭くなった。よりいっそう。でも臭いがないよりはマシだと思った。



我が家にイヌがきてもうすぐ1年経つ。彼女は相変わらず食に固執した、せわしのない犬である。かわいい。

初めて会ったのは保護団体の交流会で、眠そうな、つまらなそうな顔をしていた。でも突如夫の鞄をロックオンし、「ぜったいになにかおいしいものがはいっている!!!」と確信し目を輝かせていた。実際は入っていない。ずっと食べ物にご執心である。

そのあと自宅でお見合いをしたときは、わたしと夫に一回ずつ頭を擦り付けて、「そんな動作みたことない!」と保護団体の方を驚かせていた。いまだ擦り付けの意味はよくわかっていない。甘えなのか、においをつけたいのか。

1年経ってもまだ友好度はマックスではない気がしている。誰にでも愛想はいいけれど、どこか常に警戒心のあるビビり犬で、私に対してもまだ遠慮を感じる瞬間がある。きのう、何の気なしに膝に乗せて撫でていたら、いつもはすぐ立ち去るはずのところを、そのままくつろいでくれてちょっと涙が出た。まだまだ縮められる距離があるのは嬉しい。成犬から迎えたからこその、このゆっくりした関係構築を大事にしたい。



このごろ、人に手料理を食べてもらうよろこびを再度実感している。

後輩が家に遊びにきたときに、「なんすかこれ!うま!!」と宮川大輔ばりのリアクションをとりながらもりもり食べてくれたことがとてもとても嬉しかった。
また別の友人が、苦手だと思ってたけどおいしい〜とセロリのぬか漬けを食べてくれたのもとてもとても嬉しかった。ぬか漬けって料理ではない気もするけれど。

大学のとき、ビュッフェレストランのキッチンでアルバイトをしていた。辞める間際に、あまり話したことのなかったホールのパートさんから、「あなたの揚げるごぼうの唐揚げが一番おいしかったわ〜!」と言われて、夜寝る前に思い出してふふってなるくらいに舞い上がったことがある。時間が経ってしなしなになるのが嫌で、少量ずつ揚げたり、苦味のでないぎりぎりまで揚げたり、なるべくカリカリになるよう試行錯誤していた。こだわっていたことが、きちんと人に伝わっているのは嬉しい。人に料理を食べてもらう良さって、この感じが生じやすいことなのかもしれない。



最近は将来の夢についてよく考える。もういい大人だけれど、叶えたいことを確認するのは大事だ。
思いつくのは、大きい窓のついたお風呂のある家に住みたいとか、イヌの寝ている横で仕事がしたいとか、そういうテンションのものである。もっと突拍子のない夢を抱きたい。

あとは、学生時代の思い出を掘り起こしたときに、眩しくて辛くなる状態から抜けたい、と思う。
学生時代は、この思い出を持っておけばずっとやっていけるだろう!とか、お守りになる思い出を作ろう!とか、そういうふうに思っていた。今もそれは正しいと思うし、実際お守りになっている。でもやっぱり、現在進行形で、人と一緒にぐわっと頑張るようなことをしたい、と思う。仕事なのか趣味なのか、はたまた子育てなのか、選択肢はいろいろで、まだかろうじて選べる位置に立っているのは幸せなことなのかもしれない。

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