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240805麻辣湯のはなし

初めて量り売り式の麻辣湯を食べ、完全にハマった。

その日は職場の人とランチのあとにボドゲカフェにいく予定で、12時より少し前に集合した。私が到着したとき既に「麻辣湯を食べよう」という雰囲気が出来上がっており、私も好き嫌いがないので二つ返事でOKした。

入店すると、トングと大きいプラボウルがおいてあり、その先にサラダバーのようなオープンタイプの冷蔵ケースがある。そこに麺、葉物野菜、エビや白身魚などの海鮮、肉類、日本ではあまり見ない形状の練り物、餅、湯葉など、多種多様な具材がならんでいる。お肉は牛豚鶏に加えてラム肉、さらにセンマイやハチノスなどのホルモンの類も置いてある。
プラボウルの中に好きな具を放り込んでいき、レジで計量、スープと麺を選んでお会計。私が行っているお店はグラム単価が決まっていて、1000円以上になるとサービスで麺を入れてもらえるシステムだった。
店員さんからの案内は基本的に無い。説明を求めたらしてくれそうではあるが、忙しそうで憚られる。それに途中で計量もできない雰囲気なので、自分の感覚に頼ってとるしかないという点でも難易度が高い。初めてのときは慣れている人と行った方が良いかもしれない。

レシートに番号が書いてあるのでそれを確認して、席でしばらく待つ。そのうちめちゃくちゃ大きい声で番号を叫ばれるので、負けじと元気よく返事をすると配膳してくれる。冷蔵ケースとは別にトッピングコーナーがあり、にんにくや麻油なども追加できるようだった。

はじめての量り売り麻辣湯(刀削麺・小辛)

スープは小辛でも結構辛くて、汗ダラダラ鼻スピスピだった。でも甘みもあるし、何かわからないが、中国っぽいスパイスの香りが広がってとても美味しい。
具は、間違いのなさそうなエビや青梗菜に加えて、パクチー、蟹団子、牛肉団子、きのこ類などをチョイスした。どれも個性があるけれど、スープが強いのできちんと統率されていた。中でも気に入ったのは揚げパン。写真右側のいなり寿司ぽいやつである。日本の給食の揚げパンではなく、中国や台湾で食べられる油條(ヨウティアオ)というものらしい。10年くらい前に台湾旅行をしたときに朝ごはんで食べた記憶がある。スープが適度にしみてとてもおいしいのでおすすめ。
刀削麺も小麦の香りとコシがしっかりで美味しい。2回目に行った時は春雨を選んだが、こちらももちもちで美味しかった。春雨の方がスープが絡んでより辛みを感じられら気がする。ちなみにサービスの麺はそんなに多くないので、たくさん食べたい人は追加で麺も取った方がいい。
おいしくてあっという間に完食してしまった。
エンタメ感があって楽しかったし、自分からは行かないであろうお店だったので、連れてってくれた職場の方々には大感謝である。翌週また別店舗に行ってしまったのでもう虜である。
選べるスープには辛くないものもあったし、わたしもまた友達を連れて行こうと思った。広げよう量り売り麻辣湯の輪!

旅行に行かずとも、こういうお店で自分の世界を広げられるチャンスがたくさんあるのは都市部に住む利点だと再認識した。
家賃と健康な臓器がもったいないので、もっといろんな食にチャレンジしようと思う。今目をつけているのはモンゴル料理店とアフガニスタン料理店。やはり食が一番の生き甲斐かもしれない。

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