べあ一族
第1話
宇宙のあるところに、地球型の惑星がありました。
その惑星は、海が大部分でしたが、中央辺りに陸地がありました。
その陸地は北側の4割は山がちで森と山には豊かな樹木があって、そこには森を好む生き物が住んでいました。
その生き物たちのリーダー的な存在は熊人間、べあ一族でした。
一方の南の地帯は平原で、そこにも平原を好む生物が生きていましたが、その世界で幅を聴かせていたのはオオカミ人間たちでした。
その2つのエリアは、お互いの生活様式の違いから、交わることなく、悠久の時間が流れていたのです。
しかし、変化は平原の方からやってきました。