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#15 Fly Me To The Moon Live音源


Stand.FM #15

この記事はStand.FMの私の番組
"Julie なおこのNight and Day” とリンクしております。
よろしければ音声でもお楽しみくださいませ。

第15回目の今日は私のLive音源アーカイブの中から、
超有名スタンダードナンバーの
“Fly Me To The Moon”をお届けしたいと思います。

録音したのは横浜で2番目に古い老舗のオーセンティック・バー「NORGE」でのLive。
写真の通りのシックな大人のお店はカクテルもフードももちろん雰囲気も最高で、誰かを誘っても、もちろん一人でも落ち着いてリラックスできる素敵なお店なのです。
本牧発祥の「四角いpizza」もここでは楽しめますよ。

さてさて、このFly Me To The Moonの薀蓄をちょっぴり。

この歌、お馴染みの「Fly me to the moon~」という歌い出しの前にじつは
「バース(Verse)」と呼ばれる「語り」のような部分があるのです。
これを知っていて聞くのと知らないで聞くのはかなりの違い!
なぜこの主人公が“不思議ちゃん”なのか良くわかるんです。

ではまずは本編の歌詞をご紹介しますね。

私を月まで飛んで行かせて
星々の間を遊んでみたいの
木星や火星の春ってどんな感じなのかしら・・
これって(言い換えると)
「私の手を握って」ってことよ
もっと言い変えると
「ダーリン、私にキスして」ってこと。
 ・・・・
ってゴメン、わからなすぎるわ、その告白!!
ってなりますよね。
こんな人いたら私も困りますよ(笑)‥

そこで!
このVerseの出番なのです。

それはこんな風に始まります・・

「詩人は簡単な事を言うために
 多くの言葉を使うわよね
 詞を「歌わせる」ために、
 頭を使って、時間をかけて、韻を踏んで・・
 私、あなたのために音楽と言葉を使って歌を作ったのよ。
 私が何を言いたいのか良く解るように
 歌いながら訳してあげる‥」

どうですか?
やっとわかりましたよね、この不思議ちゃんのオシャレな恋心!
オシャレすぎるわ!

このバースを歌っている歌手で一番Youtubeなどでヒットしやすく、聞きやすいのは
宇多田ヒカルさんではないでしょうか?
もっとも若い方はこれがスタンダード・ソングではなく
「新世紀エヴァンゲリオン」の曲だと思っているのかも…?

Utada Hikaru (宇多田 光) Fly me to the moon (In other words)
3拍子のVerse~4拍子のクラブっぽいアレンジがカッコいい!

↓こちらは新世紀・私です。
Fly Me To The Moon(フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン)
ソロ開けての2番はフランス語なのですが、
曲の雰囲気、世界観に合っているなぁ、と気に入っています。
きっかけはフランスのシンガー、ジュリアン・クレルクの歌。
それにすっかり魅了されてしまい、
歌詞を探してCDにも吹き込みました(今聞くと恥ずかしい💦)

フランス語では歌の内容がけっこう変わっています。

「私を月まで飛んでいかせて」→「一緒に月まで行こう」だし、
元の歌詞にはない
「アポロに乗って行こう」「タクシーに乗って別の銀河まで行こう」
などなど。

かしです!
この原曲を管理している方は非常に厳しくて
オリジナルの詞は一字一句忠実に歌ってほしい、どこも変えないで欲しい、という考え。
フランス語バージョンは果たして大丈夫だったのかしら、大目玉を喰らっているのではないかといつも心配になりますよシルブプレ。

それではまた次の回でお会いしましょう
See you next time!

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