見出し画像

子どもたちが経験した「生」と「死」

私には、3人の子どもがいる。

彼らは従姉妹(私の妹の子ども)の誕生を2回目の当たりにし、
「生」の喜びを経験している。

先日、私にとっても、彼らにとっても
お世話になった先生が亡くなった。
初めて、子どもたちは「死」というものに直面した。


先生は数年前から
難病を患っていたが、元気ではあった。
「入院しなきゃダメと言われているけど、
入院するよりも、仕事がしていたい。」と言い
投薬しながら、仕事を続けていた。

ただ、今年に入ってからは
体調は徐々に悪くなっている様子で
子どもたちからは
「先生、最近すっごく元気がないんだよ」と聞いていた。

そして突然の入院、突然の訃報。

長男は「悲しい」と。
3週間前は先生と話したのに、それが最後になってしまった、と。

長女は泣いていた。
寂しい、先生に会えないって寂しい、と。

次男は「死んじゃったの?」と不思議そう。



今回の事が
「死」と向き合うきっかけとなったわけで
言葉に言い表せない感情だったり、
「生きる」とはどうなのかと話し合ったり、
私と子どもとの大事な時間となった。

「死」とは、皆に訪れるもので
それまでにどう生きるのか?が大切だよね。
いつ死んでしまうか分からないから
「自分の好きなこと」をやっていってほしいと
思うんだ。

と、彼らに伝えた。
私自身に向けての言葉でもあるけれど。


恩師の死はとても悲しいけれど
彼女は最後まで好きな仕事を続けられて
幸せだったのではないかと、
私は勝手に思っている。


先生、最後まで大きな学びをありがとうございました。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?