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タイム写シーン12「郷土資料館」

こんにちは。めぐるスイッチ・まつもんです。今回のタイム写シーンは、郷土資料館です。板橋美術館に忘れ物をしてしまったので、取りに行くついでに、撮ってきました!

では、さっそく。「写真は語る 総集編」より昭和47年(1972年)の7月に開館したばかりの郷土資料館の写真。そして令和3年の現地のようすです。現地写真は、釣りをしていた方にボカシ処理を加えています。

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画面右側にある建物が郷土資料館です。現在の建物は、平成元年に鉄筋コンクリート造へ改築されたものです。

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開館当時の写真では中央左に、かやぶき屋根の古民家が見えていますが、現在は建物の奥にあって、写真の撮影地点からは見えていません。

古民家「旧田中家住宅」もついでに見に行ってみましょう。

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いいですねー。撮影した日は天気が良すぎて、空の色が白く飛んじゃうのですが、肉眼では青く澄んだ空に、かやぶき屋根の黄色っぽい薄茶色が美しく輝いて見えます。

出典元の書籍には、この古民家に訪れた人たちの様子も書かれていました。

家族連れで来館された方が、お孫さんらしい子に、いろりやかまどで火をたいたこと、土間で手伝い仕事をしたことなど、ご自分が育った様子を懐かしそうに話されている場面にあいます。(写真は語る 総集編 p103)

令和ともなると、祖父母でも年齢的に実体験を語るのは難しそうですよね。同じ展示物でも、味わい方が変わってしまうものなのだと、改めて気付きました。


さて、昭和と現代の写真で、場所を移動したと思われるのは「新藤楼玄関(しんふじろうげんかん)」です。

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これはかつて板橋宿にあった遊郭の中でも最大規模だった「新藤楼」の玄関部分を残したものだそうです。貴重な明治時代の建造物ですが、雨風にさらされて痛んだため、平成4年に保存修復したそうです。

この立派な入り口から建物全体像を想像するのは難しいのですが、とにかくゴージャスな感じだったんだろうなあ、と思わせます。

公園や歴史的な建造物などは、写真上の変化が少ないことが多いのですが、実際に行ってみると思っていたよりも変化があり、面白かったです! 

板橋の郷土資料館&板橋美術館のコンビネーション観賞、おすすめです。

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