都知事選　総括。

都知事選の結果
一夜明け票数が確定。
 
蓮舫、立候補したときに、
よくもそんな勇気、蛮勇があるものよ
お前、そんなに人気があると思ってるの？
と思ったけど、やはりそれなりの結果、
逆に、よく100万票超えたと思ったり。
それだけ小池への反対票？
 
そして
作り笑いの「白いキツネ」も「緑のタヌキ」も嫌いな人たちの受け皿になったのが石丸という広島の市長。
 
出馬当初、「首都圏への一極集中を解消」
なんて、いかにも地方発想の言葉を述べ、
「そんな田舎者の発想で都知事はムリなんじゃない？」
思ったものですが、
 
やはり選挙戦が始まったら、言わなくなりました。
そして「政策」も言わなくなり、「政策」はHPに出てるからそれを見てくれ、
街頭演説では演説の動画をスマホで撮って拡散してくれ
としかやっていなかったそうです。
 
どうやらそれが、
きょう、政治評論家たちが持ち上げる「ネット選挙の新しい形」の正体。
何か訴えたい「政策」があるわけでなく、或いはそれは何でもよく、
動画の拡散（＝それがアクセス数に応じて利益になるらしい）によって知名度を浸透させていく手法、
そこに撮影者と被写体のベクトルが一致、それが「ファッション」として拡散、流行してくのが「ネット選挙」のようです。
 
マスコミに登場する評論家は「ネット」というメディアの新しさに幻惑されてその「正体」を見誤り、持ち上げ、自らの不明を暴露していました。
 
都議会議員補欠選挙
都知事選と併行して都議会議員の補欠選挙も行われたようです。
ここでは自民党が２勝６敗だから自民の敗け
なんて言っていますが
立憲民主も １勝２敗、共産が ０勝４敗、維新が ０勝２敗
ですからみんな、敗けです。
 
都民ファーストが唯一 ３勝１敗、勝ちと謂えるでしょう。
まだ都民ファーストに力があると知ってビックリ・クリクリ・クリ羊羹、
これも小池百合子の力なのでしょうか。
 
何れにしろ
自民、立憲、維新という、国政レベルの政党は失速、
信用を失っているようです。
 
この結果を受けて自民では益々岸田文雄の責任を問う声が大きくなっているそうですがわたしの見るところ、岸田の顔を変えても国民の気持ちに変化は起きないでしょう。
安倍派の裏金事件に発する「政治とカネ」の問題、
自民党はまったく反省も改革もなく従来の金まみれ政党、
もし国民が健全なら、自民を見限る見識をもつべきでしょう。
 
よどんだ政界に自浄能力はなくなった？
昔の自民党、財界にはすこしは「良識」というものがあり、
松村謙三、土光敏夫、石田礼助などといった、清廉な人物が政治の軌道修正をしてきたものですが、
今の政界、経済界にはこうした人物はひとりもおらず、金満政治の大海原に身を漂わせています。
腐敗に染まり、腐臭プンプン。国民プンプン。
 
そんな時、あまり報じられていませんが去年の６月、
超党派で「石橋湛山研究会」という議員連盟が生まれました。
 
自民/岩屋毅、古川禎久、立憲/篠原孝元、小山展弘、国民/古川元久、・・・・
など、彼らが何を目的として石橋湛山をどうしようとしているのかまだ不明ですが
この苔生した良識派の古い政治家を今になって改めてほじくり出した彼らの動きに、かすかな望みを込めて注目したいと思ったりする、
キョウこの頃でありまする。
 
ハヒフヘ・ホホホ、ホ～ホケキョ｡
 
(2024.7.8.)