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Big City 東京、涙のビル建設ラッシュ。

折角咲いたと思った目黒川の桜はきょうの嵐でだいぶ散ったようです。
花の命は短くて 短いからこそ 愛される
川面には一面、散った花びらの残骸、芥、
目黒川 芥の浮かぶ 芥川龍之介。
 
一部にはこれを「花いかだ」なんていって愛でる向きもあるようですが
わたしに言わせれば芥、ゴミ、
散ったのに散れない 未練たらたらの 芥川。
 
なあんて思うきょうこの頃、
東京では相変わらずの建設ラッシュ、
渋谷、東京、八重洲、日比谷、高輪ゲートウエイ、新宿、神宮、原宿、・・・・
大きな都市開発プロジェクトが目白押し、
今後も続々とでっかいビルが建ち上がってきます。
 
そういうのは大体
オフイス、商業施設、ホテル、住宅、パブリックの複合施設、
誰が入るのか知りませんが、誠に景気がいいことでございます。
 
これまでにも日本橋、八重洲、六本木、虎ノ門、渋谷、豊洲、・・・・
巨大なプロジェクトが大きな箱を供給してきました。
そういう場所では、
出来るそばから満室、即売、
だからこそ、建設がつづくのでしょう。
 
コロナ禍でリモートワーク、在宅勤務が定着し、労働人口も減少
大手の企業ではかなりオフィスの整理統合が進んだと聞きますが
それでもなお満室の盛況、
やはり東京への一極集中現象?
中国から撤退した米企業の移転?
 
住宅も、都内23区のマンションの平均販売価格が1億円を超したそう、
これまた景気のよろしいことです。
 
給料が上がらないとか景気の低迷とか謂われている割に日本人、お金持ちになっているようです。
中国人が億ションを爆買いしている、という分析もあるそうですが、
中国だって景気がおかしくなっているようですから、どこまで当たっているでしょう?
その辺、ちゃんとした分析で語ってほしいものです。
 
なあんて思ったりしていると海の向こうアメリカから、
1-3月の1st Quarter、オフィスの空室率が19.8%に達し、過去最高を更新しているそうです。
好調な米経済にして20%、5分の1が空室。
 
理由はやはりリモートワーク。
ITも日本よりはるかに進んでいるでしょうから、ドラスティックに転換が進むのでしょう。
 
これは私の持論ですが
経済面では常にアメリカの10年後ろを追いかけている日本、
このオフィス環境も、10年後には日本に押し寄せてくると思っています。
 
どういうマーケティングに基づいているのか知りませんが続々と大型オフィスビルを建設しているゼネコン、
ホテルならインバウンド期待という要素もありましょうが、オフィス需要はどうなのか。
 
そのうちバブルが弾けるのではないか
なあんて、期待しちゃったりしています。
 
♪七色の虹が~ 消⤵えてしまったの~
  シャボン玉のよ⤴うな あたしの涙~
 
そのうち東京という砂漠に
巨大なビルの瓦礫が山積みになるのでしょう。
 
そんな様子を
「ビル筏」なんていって
愛でる人間も出てくるかもしれません。
 
なんて風流な日本人。
 
パピプペ・ピロピロ。
 
(2024.4.9.)

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