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地震が招来する自信喪失。

言っても仕様がないのですが、暑いです。
猛烈な暑さ、
まるで街中が巨大なクーラーの室外機から吐き出される熱い空気で満たされているようです。
身体にいいわけがありません。
 
そんななか、宮崎で、大きな地震がありました。
ちょっとヒヤリとしましたが、涼しくなるほどではありませんでした。
 
震度6弱というのがどの程度のものか知りませんが
ニュースに映し出されるコンビニ、スーパーや酒屋の店内の様子は
そうでなければニュースにならないのでしょうが何本もの酒瓶が床におち、割れ、グチャグチャになっていました。
 
毎度毎度のことですが、それでなくても地震大国と謂われているのに
そうした店舗はどうして地震対策、
棚から落ちないように柵を渡すように、しないのでしょう。
ここで「棚」と「柵」が似ているので間違えそうですが、
「棚」は「タナ」、「柵」は「サク」です。
 
さて、宮崎での地震に怯えて、 を奇禍として気象庁は「南海トラフ地震臨時情報」を発表、
更に「巨大地震注意」という、訳の解らない警報?を発令しました。
今後1週間以内に巨大地震が再発する可能性があるから「用心しろよ」
ということのようです。
 
「災害」ですからいつ起きるか判らず、「ない」とは言えないのですが、
ヒトの不安につけ込む訳ではないでしょうが「地震学者」、
不安を煽るようなマネをします。
 
地震予知。
戦後ずっと、日本の地震学者たちは「東海地震」が起きると「予知」してきました。
そして「地震予知計画」と称しては毎年、300億~786億円の予算を食ってきました。
 
それが1995年の阪神淡路大震災が起き、
東海東海と騒いでいて阪神の「予知」もできなかったじゃないか、批判が集中、
遂に2017年、地震の予知というのは「不可能だ」と認め、
以降、「地震予知」は放棄、しないはずでしたが
 
「南海トラフ」という新しいご馳走がでてきて、
それに関連する自治体、ゼネコン、防災用品業者が食いついて、
皆でムシャムシャ、しゃぶりだしました。
危機感の醸成は、美味しいのです。
 
さて、「巨大地震注意」の発令によって、
関西以西の海岸が遊泳禁止になるのは解りますが
関東、東北の海水欲情 浴場も遊泳禁止になっているそうです。
 
用心深いにこしたことはありませんが
南海トラフとこっちはプレートが違うんだから、そんなことする必要ないよ。
とは、誰も言いません。
 
ここでも羹に凝りてナントヤラ、
過剰に反応するこの国のひとたち、
自身喪失、石橋をたたいて壊して渡らなくする国民性、
民族の衰弱。
 
いま、こんな情況です。
 
ハヒフヘ・ホロホロ・耳を澄ませば 
滅びの歌が聞こえます。
 
(2024.8.10.)

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