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敗戦79年目の夏。

台風が東の海に去り
また炎熱・灼熱地獄の毎日がはじまりました。
 
永田町では自己の過大評価、考え違いしている我利我利亡者どもの、
暑い夏をさらに熱く、無毛な 不毛な戦いが始まりました。
 
不毛な戦いといえば
これまで劣勢が伝えられてきたウクライナが、ロシアへ「反攻」しているそうです。
 
それがどの程度の「力」をもったものか、遥か遠くの日本にいるわたし達には判りませんが、
伝えられる処によれば、局所的に一部制圧、
有利に展開しているそうです。
 
いままでは東部、南部をロシアに攻め込まれている
と伝えられてきたので、
そんな他国に攻め込むよりも、まず自国の領土の完璧防御、保全に勢力を傾けたほうがいいのではないかと思ってしまいます。
 
あるいは
そんな他国に攻め込む「余力」があるのなら、
まずクリミア半島奪還の方が先決ではないか
なんて思ってしまい、作戦の妥当性を疑ってしまいますが、それは素人考え、
ゼレンスキーはどういう意図で、攻め込んでいるのでしょう。
ウクライナの攻撃を「越境」と謂っているのも奇異に感じます。
 
外野がいろいろ想像しています。
 
日本の自衛隊上がりの国会議員、佐藤正久は
これから「休戦協定」を結ぶとき、ロシアの占領した部分とウクライナの占領した部分を等価交換するために、占領しているのだ
なんて語っていました。
それを裏付けるようにロシアの独立系メディア「Agentstvo」が
ウクライナに占領された面積は、これまでにロシアが奪取したウクライナ領の面積を上回っているというのです。
 
アメリカの雑誌はウクライナが攻めているクルスク州にロシア軍の飛行場があり、
そこがウクライナ攻撃の爆撃機やドローンの出発拠点になっているので、
拠点つぶしをしているのだと言っています。
更にはロシア軍への後方支援の拠点があり、それを潰しているのだそうです。
 
あるいはアメリカのニュース番組はロシアへ攻め込むことによって、
ロシア国民の厭戦気分、プーチンへの不信感、プーチンへのプレッシャーの醸成を意図しているのではないか
なんて言っていました。
 
そして最近になってゼレンスキー自らが
ウクライナ領土との間に「緩衝地帯」を設けるためだ
なんて語っていましたが
戦争している本人の言葉ですから、信用できません。
 
長引く戦争に、最近はウクラナ国内でも厭戦気分や兵役逃れ、国外逃亡を企てる人間が出てきたといいますから
あるいはそれへの対策として、威勢のいいところを見せているのかもしれません。
 
1000平方キロといったら日本では福井、徳島、香川県ぐらいの面積。
たかがその程度の面積が、こんなにもいろいろな意味をもって語られる戦争、
そしてそこに介在する命の遣り取り。
それが戦争の魔力なんでしょう。
 
それだけの「ゲーム」を、日本はやる勇気、度胸、気力があるでしょうか。
 
多分、そのどれもありません。
 
良くも悪くも、タチツテ・トホホ
でがす。
 
(2024.8.17.)

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